宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:54)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子がやや強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
5/14 --- ---
5/13 --- ---
5/12 --- ---

黒点  5/14 (NOAA)
磁場 フレア
なし --- --- ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:47 352 +0.8
-2 h 375 +2.7
-4 h 380 +2.0
-6 h 358 +0.7
-8 h 368 +0.7
-10 h 374 +0.9
-12 h 394 +1.0

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
11:59 -11 -22/ 4
-2 h -11 -17/ 12
-4 h -12 -6/ 4
-6 h -12 -5/ 6
-8 h -12 -2/ 6
-10 h -12 -2/ 4
-12 h -12 -4/ 4

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 3x10^3
5/14 0.4 4x10^3
5/13 0.5 4x10^3
5/12 0.6 9x10^3
5/11 0.5 2x10^4
5/10 0.6 2x10^4

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期 (NICT)
短期太陽風電子
太陽黒点 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
活動領域 (NASA)
EIT284 (SOHO)
EIT195 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
宇宙天気用語集
宇宙天気日報
宇宙天気臨時情報
NICT宇宙天気情報センター
宇宙環境計測グループ
Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2010/ 5/ 9 11:31 1069黒点群が、C9.3の小規模フレアを起こしました。高速太陽風は終わり、420km/秒となっています。
2010/ 5/10 10:32 太陽は無黒点です。太陽風は低速になりました。4月までの無黒点日数をまとめます。
2010/ 5/11 10:22 太陽風は300km/秒台中盤と低速状態です。太陽は無黒点です。
2010/ 5/12 11:38 太陽風は400km/秒近くに戻っています。この後、高まりが見られるでしょうか。
2010/ 5/13 09:38 太陽風の速度は500km/秒弱くらいに上がっています。太陽は無黒点です。
最新のニュース

2010/ 5/14 12:54 更新
太陽風の速度は下がり、磁気圏も穏やかです。明日くらいに次の速度上昇がやって来るかもしれません。

担当 篠原

500km/秒弱に上がっていた太陽風の速度は、昨日のニュースの後に低下を始め、
昨夜のうちに400km/秒と通常の速度まで下がりました。

それとともにプラズマの密度が大きく下がっていて、
この影響で速度データが分散し始めています(測定の誤差が大きくなっています)。

太陽風の磁場強度は4nTほどで、平均的な状態です。
南北成分は、0nTから北寄りに推移しています。
このため、磁気圏は静穏な状態を保っています。
今日のAE指数は、全く変化が見られません。


小規模の速度の高まりは早くも終わり、今日いっぱいは穏やかな状態が続きそうです。
そして、明日くらいからは、次のコロナホールの影響がやって来そうです。
今日のSOHO EIT195でも、西半球側の赤道付近にはっきりと見えています。

地球へやって来る高速太陽風は、
コロナホールが太陽の中心付近を通過した時に、既に地球へ向かって飛び出しています。
本当にやって来るかどうかはこれからですが、
可能性としては、今、この風は太陽から地球への途上にあるわけです。

EIT195では、東側の南北両半球のコロナホールも濃くはっきりと見えています。
どちらも緯度が高めのため、地球へ影響が届くかどうかははっきり分かりませんが、
高速風の発生源としては十分な見え方をしています。
こちらは、まだ6日ほど先のことです。


放射線帯高エネルギー電子は、やや高めの状態を保っていますが、
既に10,000の線は割っています。
ただし、明日以降の太陽風の様子では、再び増加する可能性があります。


太陽は無黒点のままです。
太陽のこちら側には目立った活動領域はなく、
STEREO Behindで少し離れた東側にやや活動的な領域が見られる程度です。
無黒点はしばらく続くかもしれません。



SOHO EIT195による太陽コロナ。14日11時半(世界時14日2時半)。
(c) SOHO (ESA & NASA)


SOHOによる太陽可視光写真。無黒点です。
(c) SOHO (ESA & NASA)


ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) NICT
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。