宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2010/ 5/11 10:22 更新 太陽風は300km/秒台中盤と低速状態です。太陽は無黒点です。 担当 篠原 太陽風は、速度320〜360km/秒と低速の状態です。 磁場強度も、2nTから5nTの間を変化していて、弱めの傾向です。 その中、プラズマの密度が1個/cm^3から10個/cm^3へとゆっくり増加しています。 前周期に見られた速度の高まり(500km/秒程度です)の回帰に関係しているのかもしれません。 今後、磁場強度や速度が変化するかどうか、注目してください。 太陽風が穏やかなため、磁気圏も静穏です。 27日周期の図の予想では、前周期の4月15日に見られた太陽風の変化の回帰は、 明日、12日くらいと見込まれます。 もちろん、この予想は1〜2日程度は前後しますので、 そのくらいの幅で、ゆっくりと変化を見ていて下さい。 放射線帯の高エネルギー電子は、依然、10,000のレベルを保っています。 高い状態は、まだしばらく続く可能性があります。 太陽は、無黒点のままで、穏やかです。 X線のグラフには、小さなBクラスの変化が見えていますが、 これは、西に没していった1069黒点群が起こしたものだそうです。 1069群が去るとともに、太陽は静かになっています。 SOHO EIT195による太陽コロナ。11日10時(世界時11日1時)。 (c) SOHO (ESA & NASA) SOHOによる太陽可視光写真。1069黒点群が没し、無黒点です。 (c) SOHO (ESA & NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SWPC GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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