宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2010/ 5/12 11:38 更新 太陽風は400km/秒近くに戻っています。この後、高まりが見られるでしょうか。 担当 篠原 太陽風の速度は、昨日のニュースの後、380〜400km/秒と平均的なレベルに上がり、 そのまま現在まで安定しています。 磁場強度も、5〜6nTと若干強まり気味です。 プラズマの密度は、ニュースの後に一旦下がりましたが、 昨夜から再び10個/cm^3近くまで増えています。 この変化に続いて、速度や磁場強度が上昇する変化がいくらか見られるかもしれません。 そろそろ前周期の変化の回帰のタイミングですが、 あまり目立った変化にはならないだろうと思います。 穏やかな太陽風のため、磁気圏活動も静穏です。 AE指数は、小さな変化がぽつぽつ見られる程度です。 SOHO EIT195によると、太陽の中央付近に淡いコロナホールが見えています。 ぼんやりとした構造ですが、3日後くらいに多少の影響がやって来るかもしれません。 前周期には見られなかった分布で、今後強まっていくようであれば注目です。 放射線帯の高エネルギー電子は、数値が減少して、 警戒レベルの10,000には達しなくなっています。 この後も、引き続き低下が進んでいきます。 太陽は無黒点です。 X線データには、Bクラスの小さな変化が見られていますが、 EIT195の太陽の北西端(右上)に明るく見える活動領域などで発生した、小さな現象です。 STEREO Behindで先回りをしても、特に活動的な領域は見られず、 静穏な太陽がしばらく続くでしょう。 SOHO EIT195による太陽コロナ。12日6時半(世界時11日21時半)。 (c) SOHO (ESA & NASA) SOHOによる太陽可視光写真。 (c) SOHO (ESA & NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SWPC GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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