宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (11:38)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子がやや強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
5/12 --- ---
5/11 --- ---
5/10 --- ---

黒点  5/12 (NOAA)
磁場 フレア
なし --- --- ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
11:26 403 +3.4
-2 h 388 -1.4
-4 h 381 +0.2
-6 h 390 +0.6
-8 h 396 -1.5
-10 h 390 +0.6
-12 h 389 +0.3

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
09:59 -9 -7/ 5
-2 h -8 1/ 7
-4 h -9 0/ 10
-6 h -13 -7/ 4
-8 h -10 -7/ 3
-10 h -12 -6/ 7
-12 h -12 -5/ 7

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 5x10^3
5/12 0.6 9x10^3
5/11 0.5 2x10^4
5/10 0.6 2x10^4
5/ 9 0.5 2x10^4
5/ 8 0.4 3x10^4

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期 (NICT)
短期太陽風電子
太陽黒点 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
活動領域 (NASA)
EIT284 (SOHO)
EIT195 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
宇宙天気用語集
宇宙天気日報
宇宙天気臨時情報
NICT宇宙天気情報センター
宇宙環境計測グループ
Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2010/ 5/ 7 09:12 500km/秒台前半の高速太陽風が続いています。太陽は静穏です。
2010/ 5/ 8 12:36 高速太陽風は480km/秒まで下がっています。弱いオーロラ活動が続いています。
2010/ 5/ 9 11:31 1069黒点群が、C9.3の小規模フレアを起こしました。高速太陽風は終わり、420km/秒となっています。
2010/ 5/10 10:32 太陽は無黒点です。太陽風は低速になりました。4月までの無黒点日数をまとめます。
2010/ 5/11 10:22 太陽風は300km/秒台中盤と低速状態です。太陽は無黒点です。
最新のニュース

2010/ 5/12 11:38 更新
太陽風は400km/秒近くに戻っています。この後、高まりが見られるでしょうか。

担当 篠原

太陽風の速度は、昨日のニュースの後、380〜400km/秒と平均的なレベルに上がり、
そのまま現在まで安定しています。
磁場強度も、5〜6nTと若干強まり気味です。

プラズマの密度は、ニュースの後に一旦下がりましたが、
昨夜から再び10個/cm^3近くまで増えています。
この変化に続いて、速度や磁場強度が上昇する変化がいくらか見られるかもしれません。
そろそろ前周期の変化の回帰のタイミングですが、
あまり目立った変化にはならないだろうと思います。

穏やかな太陽風のため、磁気圏活動も静穏です。
AE指数は、小さな変化がぽつぽつ見られる程度です。


SOHO EIT195によると、太陽の中央付近に淡いコロナホールが見えています。
ぼんやりとした構造ですが、3日後くらいに多少の影響がやって来るかもしれません。
前周期には見られなかった分布で、今後強まっていくようであれば注目です。


放射線帯の高エネルギー電子は、数値が減少して、
警戒レベルの10,000には達しなくなっています。
この後も、引き続き低下が進んでいきます。


太陽は無黒点です。
X線データには、Bクラスの小さな変化が見られていますが、
EIT195の太陽の北西端(右上)に明るく見える活動領域などで発生した、小さな現象です。

STEREO Behindで先回りをしても、特に活動的な領域は見られず、
静穏な太陽がしばらく続くでしょう。



SOHO EIT195による太陽コロナ。12日6時半(世界時11日21時半)。
(c) SOHO (ESA & NASA)


SOHOによる太陽可視光写真。
(c) SOHO (ESA & NASA)


ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) NICT
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。