宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2010/ 5/ 7 09:12 更新 500km/秒台前半の高速太陽風が続いています。太陽は静穏です。 担当 篠原 1069黒点群のフレア活動は、M1.2以降は落ち着いています。 SOHO EIT195の動画を見ると、フレアを起こしていた頃の活発な動きは見られなくなり、 活動度は下がっているようです。 ただし、黒点群の磁場構造はやや複雑な状態を保っています。 1069群が再び活発化して、フレアを起こし始める可能性はあります。 その他の黒点は見えなくなってしまい、 可視光写真で確認できるのは、この1069黒点群だけです。 高速太陽風は速度を下げながらですが、現在も続いています。 昨日のニュース以降、速度は500〜550km/秒の範囲で変化しています。 磁場強度は、4nTへ戻しています。 磁場の南北成分は、南寄りの傾向を続けていて、 その影響で、磁気圏では、 AE指数300〜500nTほどの小規模のオーロラ活動が連続的して発生しています。 27日周期の図を見ると、5月2日に始まった高速風は、5日間にわたって続いています。 ゆっくりと速度を下げながらも、もうしばらく継続しそうです。 コロナホールの様子では、もう1〜2日くらい速度の高い状態が残りそうです。 放射線帯の高エネルギー電子は、10,000の警戒レベルを現在も保っています。 磁気圏のオーロラ活動が続いている影響か、減衰の気配が見えます。 現在の太陽風の状態が続くと、放高エネルギー電子の減少は早く進みそうです。 SOHO EIT195による太陽コロナ。7日9時(世界時7日0時)。 (c) SOHO (ESA & NASA) SOHOによる太陽可視光写真。 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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