宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (09:12)
昨日、M1.3の中規模フレアが、一昨日もC8.9の小規模フレアが発生しています。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子が非常に強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
5/ 7 --- ---
5/ 6 01:59 M1.3
5/ 5 20:27 C8.9
16:02 C2.3
01:15 C3.7

黒点  5/ 6 (NOAA)
磁場 フレア
1063 2 β ---
1066 1 α ---
1067 3 β ---
1068 1 α ---
1069 7 βγ M1
1070 3 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
09:04 543 -2.5
-2 h 541 +2.4
-4 h 544 +0.0
-6 h 532 -2.0
-8 h 519 -1.2
-10 h 509 -1.3
-12 h 511 -0.0

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
06:59 -17 -3/ 6
-2 h -20 -7/ 8
-4 h -17 -10/ 9
-6 h -17 -16/ 6
-8 h -18 -14/ 6
-10 h -16 -16/ 11
-12 h -15 -24/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 3x10^4
5/ 7 0.3 4x10^4
5/ 6 0.4 4x10^4
5/ 5 0.4 5x10^4
5/ 4 0.3 2x10^4
5/ 3 0.4 2x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期 (NICT)
短期太陽風電子
太陽黒点 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
活動領域 (NASA)
EIT284 (SOHO)
EIT195 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
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宇宙天気日報
宇宙天気臨時情報
NICT宇宙天気情報センター
宇宙環境計測グループ
Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2010/ 5/ 2 08:40 C5.7の小規模フレアが発生しました。太陽風は300km/秒の低速風になっています。
2010/ 5/ 3 10:20 速度650km/秒の高速太陽風が到来しました。磁気圏活動も活発化し、磁気嵐が発生しています。
2010/ 5/ 4 10:10 太陽風の速度は700km/秒にまで上昇しました。オーロラ活動が続き、放射線帯も増加しています。
2010/ 5/ 5 12:27 高速風は次第に弱まり、600km/秒台を割りました。新しい1069黒点群が、C3.6のフレアを起こしました。
2010/ 5/ 6 09:35 1069黒点群で中小規模のフレアが発生しました。高速太陽風は、速度550kmに下がっています。
最新のニュース

2010/ 5/ 7 09:12 更新
500km/秒台前半の高速太陽風が続いています。太陽は静穏です。

担当 篠原

1069黒点群のフレア活動は、M1.2以降は落ち着いています。
SOHO EIT195の動画を見ると、フレアを起こしていた頃の活発な動きは見られなくなり、
活動度は下がっているようです。

ただし、黒点群の磁場構造はやや複雑な状態を保っています。
1069群が再び活発化して、フレアを起こし始める可能性はあります。

その他の黒点は見えなくなってしまい、
可視光写真で確認できるのは、この1069黒点群だけです。


高速太陽風は速度を下げながらですが、現在も続いています。
昨日のニュース以降、速度は500〜550km/秒の範囲で変化しています。
磁場強度は、4nTへ戻しています。

磁場の南北成分は、南寄りの傾向を続けていて、
その影響で、磁気圏では、
AE指数300〜500nTほどの小規模のオーロラ活動が連続的して発生しています。


27日周期の図を見ると、5月2日に始まった高速風は、5日間にわたって続いています。
ゆっくりと速度を下げながらも、もうしばらく継続しそうです。
コロナホールの様子では、もう1〜2日くらい速度の高い状態が残りそうです。


放射線帯の高エネルギー電子は、10,000の警戒レベルを現在も保っています。
磁気圏のオーロラ活動が続いている影響か、減衰の気配が見えます。
現在の太陽風の状態が続くと、放高エネルギー電子の減少は早く進みそうです。



SOHO EIT195による太陽コロナ。7日9時(世界時7日0時)。
(c) SOHO (ESA & NASA)


SOHOによる太陽可視光写真。
(c) SOHO (ESA & NASA)


GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



シベリアで観測された3日間の磁場データ
右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) NICT
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。