宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2010/ 5/ 2 08:40 更新 C5.7の小規模フレアが発生しました。太陽風は300km/秒の低速風になっています。 担当 篠原 1日10時半(世界時1日1時半)に、C5.7の小規模フレアが発生しました。 発生源は、太陽の東端から上がってきた新しい領域の様です。 GOESのX線写真では、明るく輝いています。 また、SOHOの可視光写真では、ここに白斑が見えています。 拡大すると、小さな黒点もある様です。 C5.7のフレアの後も、Bクラスの小さな変動が観測されています。 新しく上がってきたこの領域は、続いてフレア活動を起こすかもしれません。 黒点としての変化も含めて、注目してください。 今回のフレアは規模が小さく、太陽の東端で発生しているので、地球への影響はありません。 太陽風は、昨夜から急に速度が下がっています。 昨日は400km/秒近くあったのが、現在は300km/秒の低速風に変わっています。 昨日から今朝にかけては、プラズマの密度も大きく減少しています(回復しつつある様です)。 磁場強度は、4nT付近にあり、昨日よりもやや強まっています。 明日か明後日くらいから高速風がやって来ると予想していますが、 まだその変化ではないと思います。 ただし、前周期の変化が予想に使えないため、今後の太陽風の変化には注意してください。 GOESのX線写真にあるように、今回のコロナホールはなかなか立派な姿をしています。 速度の高まりも大きなものとなる可能性があります。 今日のAE指数のグラフは、ずっと太くなっています。 一部のデータがおかしくなっているためではないかと思います。 この様子を見ると、磁気圏は概ね静穏の様です。 明日以降、高速風の到来によって、活動が強まる可能性があります。 特に、高速風の始まりでは、磁場強度が強まって、 強い南向き磁場が活発な磁気圏活動を作ることがよくあります。 GOES-14のX線カメラによる太陽コロナ。この写真では、太陽の南北軸が少し右に傾いています。 (c) NOAA SOHOによる太陽可視光写真。東端の白斑に、小さな黒点があるようです。 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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