宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:02)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
4/29 --- ---
4/28 --- ---
4/27 --- ---

黒点  4/29 (NOAA)
磁場 フレア
1063 2 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
11:56 371 -2.5
-2 h 367 -2.0
-4 h 360 -1.8
-6 h 343 -2.0
-8 h 310 +0.9
-10 h 306 +0.4
-12 h 311 -0.1

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
10:59 -19 -14/ 8
-2 h -13 -11/ 2
-4 h -13 -9/ 6
-6 h -10 -4/ 2
-8 h -11 -2/ 3
-10 h -12 -3/ 5
-12 h -13 -4/ 4

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 2x10^1
4/29 0.5 4x10^1
4/28 0.6 5x10^1
4/27 0.4 5x10^1
4/26 0.4 4x10^1
4/25 0.4 3x10^1

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期 (NICT)
短期太陽風電子
太陽黒点 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
活動領域 (NASA)
EIT284 (SOHO)
EIT195 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
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宇宙環境計測グループ
Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2010/ 4/24 11:12 コロナホールの影響で、440km/秒の太陽風が続いています。
2010/ 4/25 11:04 太陽風は、400km/秒と平均的な速度で安定しています。無黒点が続いています。
2010/ 4/26 11:09 300km/秒台中盤の穏やかな太陽風が続いています。太陽は無黒点です。
2010/ 4/27 13:25 穏やかな太陽風が続いています。無黒点も続いています。
2010/ 4/28 11:57 太陽風は、速度360km/秒で安定しています。太陽は無黒点です。
最新のニュース

2010/ 4/29 12:02 更新
太陽に小さな黒点群が出現しました。これから太陽風が強まるかもしれません。

担当 篠原

太陽に新しい黒点群が出現しました。
1063黒点群です。
SOHOの可視光写真の、中心から北東(左上)に少し上がった辺りに、
とても小さな点として見えています。
ぎりぎりで黒点になったという印象です。

今日は、太陽コロナの写真として、GOES衛星のX線カメラの画像を掲載します。
この写真では、太陽の南北軸が少し右に傾いています。
太陽の下端のやや左にコロナホールが見えますが、この辺りが太陽の南極です。
この位置に軸を合わせるように、太陽を少し傾けて見て下さい。

新しい黒点は、太陽の北半球側に見えるコロナホールのすぐ横に発生したようです。
活動領域としての規模は小さく、X線グラフにも特に変化は見られません。
現時点では、急に発達するということはなさそうです。


また、北半球のコロナホールは太陽の中心線へ少しずつ近づいています。
もう1〜2日ほどで中心線に達し、そこから3日後くらいに高速風の到来と予想されます。
コロナホールの様子から、しっかりとした規模の高速風がやって来そうです。


現在の太陽風は、速度がやや上がって、380km/秒と平均的な速さに戻ってきました。
磁場強度は、ずっと5nTで安定していたのですが、
今朝になって急に8nTくらいに強まったりしています。
プラズマの密度も同じタイミングで増え始めていることから、
前周期に見られたような速度の高まりが、これからやって来るのかもしれません。
この後も太陽風に注目してください。

磁気圏活動は、ずっと静穏だったのですが、
太陽風磁場のセクターが切り替わった今朝以降、南北成分は南寄りになっています。
この影響で、小規模のオーロラ活動が起き始めています。

今後の磁気圏活動の規模は、太陽風の速度が高まるかどうかで変わってくるでしょう。
ACEのデータに注目してください。



GOES-14のX線カメラによる太陽コロナ。この写真では、太陽の南北軸が少し右に傾いています。
(c) NOAA


SOHOによる太陽可視光写真。今日も無黒点です。
(c) SOHO (ESA & NASA)


GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



シベリアで観測された3日間の磁場データ
右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) NICT
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。