宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:25)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
4/27 --- ---
4/26 --- ---
4/25 --- ---

黒点  4/27 (NOAA)
磁場 フレア
なし --- --- ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
13:15 361 -1.8
-2 h 359 +0.1
-4 h 334 -3.4
-6 h 321 +1.3
-8 h 318 +3.2
-10 h 328 +3.0
-12 h 344 +2.8

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
11:59 -9 -10/ 9
-2 h -8 -11/ 6
-4 h -2 -9/ 4
-6 h -3 -10/ 3
-8 h -4 -8/ 9
-10 h -3 -2/ 5
-12 h -4 -4/ 2

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 2x10^1
4/27 0.4 4x10^1
4/26 0.4 4x10^1
4/25 0.4 3x10^1
4/24 0.4 3x10^1
4/23 0.4 3x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期 (NICT)
短期太陽風電子
太陽黒点 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
活動領域 (NASA)
EIT284 (SOHO)
EIT195 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
宇宙天気用語集
宇宙天気日報
宇宙天気臨時情報
NICT宇宙天気情報センター
宇宙環境計測グループ
Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2010/ 4/22 09:32 小規模の高速風がやって来ました。磁気圏活動は穏やかです。
2010/ 4/23 09:10 太陽風の小規模の乱れは続いています。磁気圏活動が強まりそうです。
2010/ 4/24 11:12 コロナホールの影響で、440km/秒の太陽風が続いています。
2010/ 4/25 11:04 太陽風は、400km/秒と平均的な速度で安定しています。無黒点が続いています。
2010/ 4/26 11:09 300km/秒台中盤の穏やかな太陽風が続いています。太陽は無黒点です。
最新のニュース

2010/ 4/27 13:25 更新
穏やかな太陽風が続いています。無黒点も続いています。

担当 篠原

太陽風の速度は、昨夜、一旦320km/秒まで下がりましたが、
今朝から、再び360km/秒へ上がり、やや遅い速度の風が続いています。
磁場強度は、4〜5nTと平均的な強さです。

磁気圏も静穏です。
今朝以降の南向き磁場の影響で、小規模のオーロラ活動が観測されそうですが、
速度が低めなので、規模は小さいままでしょう。


27日周期の図で前周期の変化を見ると、
4月2日頃から太陽風の速度が高まり、以降、高速風が続いています。
この高速風が、明後日、29日くらいに回帰してくる可能性があります。

ただし、昨日掲載したSOHO EIT195では、
太陽の中心付近に特にコロナホールなどは見られませんでした。
これは前周期も同じで、高速風の原因がはっきりと分からなかったのです。

今回、回帰が見られるかどうかも含めて、今後の変化に注目してください。

なお、前周期の4月5日以降の大きな変動は、CMEの影響によるものです。
これは突発的な現象ですでの、4月5日以降の太陽風の変化は参考にしないで下さい。

そのSOHO衛星は、キーホールの期間を迎えたようで、
EIT195はメンテナンスに入っていて、写真の更新がありません。
今日は、STEREO Behindのコロナ写真を掲載します。
SOHOの写真で太陽の東端に顔を見せていたコロナホールが、
この写真では太陽の中央を東西に大きく横切っています。
この様子では、高速風としていずれ影響がやって来そうです。


太陽は今日も無黒点です。
STEREO Behindの写真にも特に明るい領域はなく、無黒点は続きそうです。



STEREO Behind EUVI195による太陽コロナ。地球よりも5日分ほど先回りをして太陽を見ています。
(c) NASA


SOHOによる太陽可視光写真。今日も無黒点です。
(c) SOHO (ESA & NASA)


ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



シベリアで観測された3日間の磁場データ
右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) NICT
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。