宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2010/ 4/27 13:25 更新 穏やかな太陽風が続いています。無黒点も続いています。 担当 篠原 太陽風の速度は、昨夜、一旦320km/秒まで下がりましたが、 今朝から、再び360km/秒へ上がり、やや遅い速度の風が続いています。 磁場強度は、4〜5nTと平均的な強さです。 磁気圏も静穏です。 今朝以降の南向き磁場の影響で、小規模のオーロラ活動が観測されそうですが、 速度が低めなので、規模は小さいままでしょう。 27日周期の図で前周期の変化を見ると、 4月2日頃から太陽風の速度が高まり、以降、高速風が続いています。 この高速風が、明後日、29日くらいに回帰してくる可能性があります。 ただし、昨日掲載したSOHO EIT195では、 太陽の中心付近に特にコロナホールなどは見られませんでした。 これは前周期も同じで、高速風の原因がはっきりと分からなかったのです。 今回、回帰が見られるかどうかも含めて、今後の変化に注目してください。 なお、前周期の4月5日以降の大きな変動は、CMEの影響によるものです。 これは突発的な現象ですでの、4月5日以降の太陽風の変化は参考にしないで下さい。 そのSOHO衛星は、キーホールの期間を迎えたようで、 EIT195はメンテナンスに入っていて、写真の更新がありません。 今日は、STEREO Behindのコロナ写真を掲載します。 SOHOの写真で太陽の東端に顔を見せていたコロナホールが、 この写真では太陽の中央を東西に大きく横切っています。 この様子では、高速風としていずれ影響がやって来そうです。 太陽は今日も無黒点です。 STEREO Behindの写真にも特に明るい領域はなく、無黒点は続きそうです。 STEREO Behind EUVI195による太陽コロナ。地球よりも5日分ほど先回りをして太陽を見ています。 (c) NASA SOHOによる太陽可視光写真。今日も無黒点です。 (c) SOHO (ESA & NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SWPC GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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