宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2010/ 4/30 09:08 更新 1063黒点群は消えています。太陽風は穏やかです。コロナホールが太陽の中心線に達したようです。 担当 篠原 1063黒点群はあっさりと消え、太陽は無黒点に戻ってしまいました。 静かな太陽が続いています。 太陽風は、昨日のニュースでは、 磁場強度とプラズマ密度の高まりにより、速度が上がるかもと書きましたが、 ニュース以降も磁場強度は8nTに強まったままでしたが、 速度は特に変化なく、現在まで380km/秒で安定しています。 磁場強度も昨夜には5nTと平均レベルに下がり、 今回は、太陽風の強まりは来ませんでした。 磁気圏では、昨日のニュースで見えていた南向きの太陽風磁場の影響で、 中規模のオーロラ活動が一時的に発生しました。 しかし、その後は太陽風が大きく乱れることもなく、磁気圏活動は穏やかです。 今日も、昨日に続いてGOES-14のX線画像を掲載します。 北半球に大きく広がるコロナホールが、太陽の中心線に達したようです。 (写真では、太陽の南北の軸が右に傾いています) これから3〜4日後くらいに、高速風がやって来ると思われます。 STEREOの写真でコロナホールが比較的濃く見えていたことや、 東西に長く延びていることなどから、 速度の高い風が、5日くらいの規模でやって来るかもしれません。 コロナホールの大きさは、27日前と比べるとずいぶん広がっています。 このため、27日周期の図の前周期の太陽風の変化が予想に使えません。 来週の太陽風の変化に注目してください。 GOES-14のX線カメラによる太陽コロナ。この写真では、太陽の南北軸が少し右に傾いています。 (c) NOAA SOHOによる太陽可視光写真。無黒点に戻りました。 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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