宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (09:10)
太陽フレアは静かです。
太陽風南向き磁場がやや強くなっています。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
4/23 --- ---
4/22 --- ---
4/21 --- ---

黒点  4/22 (NOAA)
磁場 フレア
なし --- --- ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
09:04 421 -4.5
-2 h 437 +1.8
-4 h 423 -0.9
-6 h 410 +1.7
-8 h 422 +4.0
-10 h 407 +0.8
-12 h 397 +1.7

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
07:59 -19 9/ 5
-2 h -11 9/ 17
-4 h -12 -3/ 7
-6 h -10 -1/ 7
-8 h -11 -5/ 7
-10 h -12 -10/ 4
-12 h -12 -9/ 7

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 2x10^2
4/23 0.4 3x10^2
4/22 0.4 2x10^2
4/21 0.4 4x10^2
4/20 0.5 4x10^2
4/19 0.4 4x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期 (NICT)
短期太陽風電子
太陽黒点 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
活動領域 (NASA)
EIT284 (SOHO)
EIT195 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
宇宙天気用語集
宇宙天気日報
宇宙天気臨時情報
NICT宇宙天気情報センター
宇宙環境計測グループ
Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2010/ 4/18 11:51 400km/秒と平均的な速度の太陽風が続いています。磁気圏も概ね静穏です。
2010/ 4/19 10:25 低速で、密度の低い太陽風になっています。太陽は無黒点です。
2010/ 4/20 11:45 太陽風は300km/秒台前半の低速風になっています。
2010/ 4/21 10:53 300km/秒台中盤の低速太陽風が続いています。今後コロナホールの影響がやって来るかもしれません。
2010/ 4/22 09:32 小規模の高速風がやって来ました。磁気圏活動は穏やかです。
最新のニュース

2010/ 4/23 09:10 更新
太陽風の小規模の乱れは続いています。磁気圏活動が強まりそうです。

担当 篠原

昨夜より、太陽風の乱れの第二波がやって来ています。

昨日のニュースのすぐ後から、太陽風の速度は低下に向かい、
夕方までに400km/秒まで下がりました。
一方、磁場強度は、2nT近くまで弱まったものの、その後5nTを再び超え、
深夜には10nT近くまで高まりました。
その頃には速度も少し上がって、420〜440km/秒あたりを変化しています。

磁場強度は現在も5nTと10nTの間を大きく変動していて、
今朝からは、南北成分が大きく南を向くようにもなっています。
つい先ほども、-8nTの南向きが1時間ほど続いていました。
この傾向が続くと、磁気圏活動が活発化するでしょう。

AE指数でも、既に500nTの変動が観測されています。
今後の活動にも注目してください。


太陽風の乱れの発生源であるコロナホールは、太陽の西側へ大きく回っていきました。
太陽風の変動も今日いっぱいくらいで、
明日以降は穏やかな太陽風に戻るのではないでしょうか。


太陽は無黒点が続いています。
X線も全く変化がありません。

あちこちで話題になっていますが、
アメリカの新しい太陽観測衛星 Solar Dynamics Observatory の素晴らしい画像が公開されています。
NASA Sciencd News
衛星の略称は SDO とのことで、
これからも素晴らしい写真とともにこの名前を見ることになりそうです。
期待しましょう。



SOHO EIT195による太陽コロナ。23日6時半(世界時22日21時半)。
(c) SOHO (ESA & NASA)


SOHOによる太陽可視光写真。無黒点が続いています。
(c) SOHO (ESA & NASA)


ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



シベリアで観測された3日間の磁場データ
右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) NICT
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。