宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2010/ 4/23 09:10 更新 太陽風の小規模の乱れは続いています。磁気圏活動が強まりそうです。 担当 篠原 昨夜より、太陽風の乱れの第二波がやって来ています。 昨日のニュースのすぐ後から、太陽風の速度は低下に向かい、 夕方までに400km/秒まで下がりました。 一方、磁場強度は、2nT近くまで弱まったものの、その後5nTを再び超え、 深夜には10nT近くまで高まりました。 その頃には速度も少し上がって、420〜440km/秒あたりを変化しています。 磁場強度は現在も5nTと10nTの間を大きく変動していて、 今朝からは、南北成分が大きく南を向くようにもなっています。 つい先ほども、-8nTの南向きが1時間ほど続いていました。 この傾向が続くと、磁気圏活動が活発化するでしょう。 AE指数でも、既に500nTの変動が観測されています。 今後の活動にも注目してください。 太陽風の乱れの発生源であるコロナホールは、太陽の西側へ大きく回っていきました。 太陽風の変動も今日いっぱいくらいで、 明日以降は穏やかな太陽風に戻るのではないでしょうか。 太陽は無黒点が続いています。 X線も全く変化がありません。 あちこちで話題になっていますが、 アメリカの新しい太陽観測衛星 Solar Dynamics Observatory の素晴らしい画像が公開されています。 NASA Sciencd News 衛星の略称は SDO とのことで、 これからも素晴らしい写真とともにこの名前を見ることになりそうです。 期待しましょう。 SOHO EIT195による太陽コロナ。23日6時半(世界時22日21時半)。 (c) SOHO (ESA & NASA) SOHOによる太陽可視光写真。無黒点が続いています。 (c) SOHO (ESA & NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SWPC GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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