宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2010/ 4/18 11:51 更新 400km/秒と平均的な速度の太陽風が続いています。磁気圏も概ね静穏です。 担当 篠原 昨日のニュースの後、太陽風の速度は400km/秒と平均的なレベルに下がり、そのまま安定しています。 磁場強度も、4nTで安定しています。 ACEのグラフを見ると、18日2時(世界時17日17時)に太陽風の密度が急に減少しています。 同時に、磁場の南北成分は北寄りから南寄りに転じ、 平坦だった速度のグラフも小幅ですが変動するなど、太陽風の様子が切り替わっています。 しかし、変化としては小さく、特に目立った影響はありません。 オーロラ活動を示すAE指数は、太陽風の磁場が南寄りになったことで、 図の後半に小さな変動が見られますが、全体としては静穏です。 この後も、現在のような穏やかな太陽風が続くでしょう。 SOHO EIT195の太陽コロナ写真を見ると、太陽の南北両側に見られるコロナホールは、 太陽の中心線に達しつつあります。 このため、これから3〜4日後くらいに速度の高い太陽風がやって来る可能性があります。 コロナホールの緯度がやや高めなので、どの程度の影響がやって来るか注目してください。 放射線帯の高エネルギー電子は、低いレベルで安定しています。 太陽は、無黒点ですが、B2の小さなフレア活動が発生しています。 SOHO EIT195で、太陽の東端の向こう側に見える活動領域で発生した様です。 フレア後のコロナガスの噴き上がりをEIT195の動画で見ることができます。 CMEになりそうですが、コロナグラフではまだ見ることができませんでした。 この活動領域が太陽のこちら側に回ってくるまで、もう少し待たされそうですが、 どのような活動度となるでしょうか。 SOHO EIT195による太陽コロナ。18日11時半(世界時18日2時半)。 (c) SOHO (ESA & NASA) SOHOによる太陽可視光写真。 (c) SOHO (ESA & NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SWPC GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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