宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (09:32)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
4/22 --- ---
4/21 --- ---
4/20 --- ---

黒点  4/21 (NOAA)
磁場 フレア
なし --- --- ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
09:26 438 +2.0
-2 h 440 +1.4
-4 h 426 +4.6
-6 h 418 +3.1
-8 h 387 +3.2
-10 h 384 +1.8
-12 h 345 -0.3

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
08:59 -13 -1/ 7
-2 h -12 -1/ 7
-4 h -13 -4/ 4
-6 h -14 -2/ 4
-8 h -17 -4/ 13
-10 h -18 -4/ 7
-12 h -19 -7/ 5

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 2x10^2
4/22 0.4 2x10^2
4/21 0.4 4x10^2
4/20 0.5 4x10^2
4/19 0.4 4x10^2
4/18 0.5 3x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期 (NICT)
短期太陽風電子
太陽黒点 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
活動領域 (NASA)
EIT284 (SOHO)
EIT195 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
宇宙天気用語集
宇宙天気日報
宇宙天気臨時情報
NICT宇宙天気情報センター
宇宙環境計測グループ
Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2010/ 4/17 11:57 太陽風は440km/秒とやや高速です。磁気圏は穏やかです。無黒点が続いています。
2010/ 4/18 11:51 400km/秒と平均的な速度の太陽風が続いています。磁気圏も概ね静穏です。
2010/ 4/19 10:25 低速で、密度の低い太陽風になっています。太陽は無黒点です。
2010/ 4/20 11:45 太陽風は300km/秒台前半の低速風になっています。
2010/ 4/21 10:53 300km/秒台中盤の低速太陽風が続いています。今後コロナホールの影響がやって来るかもしれません。
最新のニュース

2010/ 4/22 09:32 更新
小規模の高速風がやって来ました。磁気圏活動は穏やかです。

担当 篠原

コロナホールの影響がやって来たようです。
昨夜、21日22時(世界時21日13時)頃から、太陽風の速度はゆっくりと上昇を始め、
朝までに、450km/秒とやや高速と言えるレベルに上がっています。
変化としてはここで落ち着いているようで、これ以上の強まりはないかもしれません。

磁場強度も、速度が上がる頃には8nTほどに強まっていましたが、
現在は5nTを割るくらいに弱まっています。
このことからも、速度はもう上がりきった状態かもしれません。

地球への影響度を決める磁場の南北成分は、
速度に変化が始まると、それまでは南寄りだったのが、北寄りへと切り替わっています。
このため、AE指数を見ると、
図の前半は、南向き磁場の影響で小規模の活動が発生していましたが、
後半は、磁場が北向きに変わったため、磁気圏も静穏になっています。

このまま北寄りが続くようだと、今回の高速風によるオーロラ活動は期待できません。


コロナホールの規模を考えると、太陽風速度の高まりはあまり長く続かないでしょう。
今日から明日にかけてくらいではないかと思います。
その後は、穏やかな状態に戻るでしょう。


太陽は無黒点が続いているようです。
可視光写真の北東(左上)の白斑の中をよく見ると、
小さな黒点が発生しているようにも見えます。
非常に小さく、すぐに消えてしまうかもしれません。

X線も変化はなく、太陽は静穏です。



SOHO EIT195による太陽コロナ。22日9時(世界時22日0時)。
(c) SOHO (ESA & NASA)


SOHOによる太陽可視光写真。無黒点が続いています。
(c) SOHO (ESA & NASA)


ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



シベリアで観測された3日間の磁場データ
右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) NICT
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。