宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2010/ 4/22 09:32 更新 小規模の高速風がやって来ました。磁気圏活動は穏やかです。 担当 篠原 コロナホールの影響がやって来たようです。 昨夜、21日22時(世界時21日13時)頃から、太陽風の速度はゆっくりと上昇を始め、 朝までに、450km/秒とやや高速と言えるレベルに上がっています。 変化としてはここで落ち着いているようで、これ以上の強まりはないかもしれません。 磁場強度も、速度が上がる頃には8nTほどに強まっていましたが、 現在は5nTを割るくらいに弱まっています。 このことからも、速度はもう上がりきった状態かもしれません。 地球への影響度を決める磁場の南北成分は、 速度に変化が始まると、それまでは南寄りだったのが、北寄りへと切り替わっています。 このため、AE指数を見ると、 図の前半は、南向き磁場の影響で小規模の活動が発生していましたが、 後半は、磁場が北向きに変わったため、磁気圏も静穏になっています。 このまま北寄りが続くようだと、今回の高速風によるオーロラ活動は期待できません。 コロナホールの規模を考えると、太陽風速度の高まりはあまり長く続かないでしょう。 今日から明日にかけてくらいではないかと思います。 その後は、穏やかな状態に戻るでしょう。 太陽は無黒点が続いているようです。 可視光写真の北東(左上)の白斑の中をよく見ると、 小さな黒点が発生しているようにも見えます。 非常に小さく、すぐに消えてしまうかもしれません。 X線も変化はなく、太陽は静穏です。 SOHO EIT195による太陽コロナ。22日9時(世界時22日0時)。 (c) SOHO (ESA & NASA) SOHOによる太陽可視光写真。無黒点が続いています。 (c) SOHO (ESA & NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SWPC GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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