宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2010/ 4/20 11:45 更新 太陽風は300km/秒台前半の低速風になっています。 担当 篠原 穏やかな宇宙天気が続いています。 太陽風は、速度が330km/秒へ下がり、一段と低速風に変わっています。 磁場強度も、3nT前後と弱めになってきました。 27日周期の図を見ると、前周期もこの頃は300km/秒を割るほどの低速風になっていて、 その分布が残っているようです。 一方、太陽風磁場の南北成分は、弱い南向きになっています。 この影響で、極域では弱いオーロラ活動が続いています。 AE指数では、200nTほどの変動が連続して見られます。 このまま、明日くらいまでは静穏に過ぎていくでしょう。 明後日くらいから、コロナホールの影響で太陽風に変化が見られるかもしれません。 コロナホールの分布する緯度がやや高めなので、あまり強い高速風にはならないと思います。 どの程度地球へやって来るのか、注目してください。 また、SOHO LASCO C3によると、 太陽の南西と北西の2方向に連続してCME(太陽ガスの放出現象)が発生しています。 STEREOと比較すると、どちらも太陽の向こう側の現象で、地球への影響はありません。 SOHO EIT195の東端で明るく輝いていた活動領域が、太陽面のこちら側に回ってきました。 しかし、そこには白斑が見えるだけで、黒点はできていないようです。 X線のグラフも静穏で、特に活動は起こしていないようです。 もうしばらく様子を見る必要がありますが、 ここに黒点が無いようだと、無黒点はもうしばらく続きそうです。 SOHO EIT195による太陽コロナ。20日11時(世界時20日2時)。 (c) SOHO (ESA & NASA) SOHOによる太陽可視光写真。東端に白斑が現れました。 (c) SOHO (ESA & NASA) SOHO衛星のLASCO C3カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SWPC GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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