宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (15:49)
太陽フレアは静かです。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気圏内がやや活動的になっています。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
4/15 --- ---
4/14 --- ---
4/13 --- ---

黒点  4/15 (NOAA)
磁場 フレア
1062 2 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
15:37 473 +0.9
-2 h 499 +1.2
-4 h 507 +0.2
-6 h 485 +7.3
-8 h 413 -8.2
-10 h 402 +1.7
-12 h 423 +6.1

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
14:59 -12 -38/ 5
-2 h -15 -30/ 23
-4 h -14 -19/ 9
-6 h -17 -20/ 19
-8 h -5 -12/ 6
-10 h -3 -9/ 10
-12 h -4 -4/ 8

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 - -x10^-
4/15 0.4 4x10^2
4/14 0.7 4x10^2
4/13 0.6 4x10^2
4/12 0.5 5x10^4
4/11 0.6 8x10^4

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期 (NICT)
短期太陽風電子
太陽黒点 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
活動領域 (NASA)
EIT284 (SOHO)
EIT195 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
宇宙天気用語集
宇宙天気日報
宇宙天気臨時情報
NICT宇宙天気情報センター
宇宙環境計測グループ
Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2010/ 4/10 11:50 太陽風は450km/sまで下がって来ました。明日以降、次の乱れが来るかもしれません。
2010/ 4/11 11:51 太陽風は360km/秒と低速です。磁気圏も静かです。
2010/ 4/12 09:21 太陽風の擾乱がやって来ました。磁場南向きの影響で、磁気圏活動が強まっています。
2010/ 4/13 08:14 CMEによる太陽風の乱れは終わり、穏やかな状態に戻っています。
2010/ 4/14 08:01 太陽風、磁気圏ともに穏やかな状態です。CMEが発生しています。
最新のニュース

2010/ 4/15 15:49 更新
500km/秒の高速太陽風がやって来ました。激しいオーロラ活動が1回発生しています。

担当 篠原

今日は更新が遅くなり、申し訳ありませんでした。
電波が届かない地域に入っていました。


今日は、早朝に太陽風速度の上昇が見られ、コロナホールの影響がやって来たようです。

ACEの観測によると、昨夜から太陽風の磁場強度がゆっくりと強まり、
15日6時(世界時14日21時)くらいに10nTに達しました。
その1時間半後に、今度は速度が上昇を始め、400km/秒から500km/秒へ上がっています。

速度が上がり始めた頃から、磁場強度は低下に転じ、現在は4nTほどになっているようです。
一方、太陽風の速度は、500km/秒前後を推移しましたが、
現在はやや下がって、470km/秒ほどです。


速度が上昇する直前に、
2時間ほど太陽風磁場が-10nT近くまで達する強い南向きになっています。
この影響で、AE指数1500nTに達する、激しいオーロラ活動が発生しました。

磁気圏の活動としては、これ一発という感じで、
その後は、比較的穏やかに推移しているようです。


太陽風の磁場強度は既に弱まりつつあることから、
現在の高速風はそれほど長く続かないだろうと思われます。
明日くらいには低下が見えてくるのではないでしょうか。


太陽では、1062黒点群は見えなくなり、無黒点になったようです。
X線も全く変化していません。



SOHO EIT195による太陽コロナ。15日15時半(世界時15日6時半)。
(c) SOHO (ESA & NASA)


SOHOによる太陽可視光写真。無黒点です。
(c) SOHO (ESA & NASA)


ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



シベリアで観測された3日間の磁場データ
右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) NICT
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。