宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2010/ 4/15 15:49 更新 500km/秒の高速太陽風がやって来ました。激しいオーロラ活動が1回発生しています。 担当 篠原 今日は更新が遅くなり、申し訳ありませんでした。 電波が届かない地域に入っていました。 今日は、早朝に太陽風速度の上昇が見られ、コロナホールの影響がやって来たようです。 ACEの観測によると、昨夜から太陽風の磁場強度がゆっくりと強まり、 15日6時(世界時14日21時)くらいに10nTに達しました。 その1時間半後に、今度は速度が上昇を始め、400km/秒から500km/秒へ上がっています。 速度が上がり始めた頃から、磁場強度は低下に転じ、現在は4nTほどになっているようです。 一方、太陽風の速度は、500km/秒前後を推移しましたが、 現在はやや下がって、470km/秒ほどです。 速度が上昇する直前に、 2時間ほど太陽風磁場が-10nT近くまで達する強い南向きになっています。 この影響で、AE指数1500nTに達する、激しいオーロラ活動が発生しました。 磁気圏の活動としては、これ一発という感じで、 その後は、比較的穏やかに推移しているようです。 太陽風の磁場強度は既に弱まりつつあることから、 現在の高速風はそれほど長く続かないだろうと思われます。 明日くらいには低下が見えてくるのではないでしょうか。 太陽では、1062黒点群は見えなくなり、無黒点になったようです。 X線も全く変化していません。 SOHO EIT195による太陽コロナ。15日15時半(世界時15日6時半)。 (c) SOHO (ESA & NASA) SOHOによる太陽可視光写真。無黒点です。 (c) SOHO (ESA & NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SWPC GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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