宇宙天気 2010/ 4/16

宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)	Supported by KNCT
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の

宇宙天気概況

Y. Obana

最新状況 (08:09)

太陽フレアは静かです。

太陽風の速度がやや高くなっています。

磁気圏は静かです。

放射線の最新データがありません。

フレア (GOES)

発生日	JST	検出
4/16	---	---
4/15	---	---
4/14	---	---

黒点 4/15 (NOAA)

群	数	磁場	フレア
1062	2	β	---

太陽風 (ACE)

時刻 JST	速度 km/s	南北磁場 nT
07:55	474	+2.8
-2 h	489	+2.5
-4 h	487	+2.6
-6 h	468	+3.1
-8 h	468	+1.3
-10 h	478	-1.3
-12 h	474	+3.0

磁気圏 (NICT)

時刻 JST	環電流 nT	沖縄擾乱 nT
06:59	-7	-20/ 2
-2 h	-7	-21/ 2
-4 h	-8	-20/ 6
-6 h	-10	-18/ 11
-8 h	-12	-25/ 6
-10 h	-10	-21/ 6
-12 h	-11	-29/ 4

放射線 (GOES)

時刻 JST	プロトン 10MeV	電子 2MeV
最新	- →	-x10^-
4/16	-	-x10^-
4/15	0.4	4x10^2
4/14	0.7	4x10^2
4/13	0.6	4x10^2
4/12	0.5	5x10^4

静か

激しい

非常に

リアルタイムデータ

短期・太陽風・電子

EIT284 (SOHO)

EIT195 (SOHO)

情報ページ

Space Weather Prediction Center

これまでの経過 (過去のニュースの全リスト): 2010/ 4/11 11:51　太陽風は360km/秒と低速です。磁気圏も静かです。; 2010/ 4/12 09:21　太陽風の擾乱がやって来ました。磁場南向きの影響で、磁気圏活動が強まっています。; 2010/ 4/13 08:14　CMEによる太陽風の乱れは終わり、穏やかな状態に戻っています。; 2010/ 4/14 08:01　太陽風、磁気圏ともに穏やかな状態です。CMEが発生しています。; 2010/ 4/15 15:49　500km/秒の高速太陽風がやって来ました。激しいオーロラ活動が1回発生しています。; 最新のニュース

2010/ 4/16 08:09　更新
480km/秒の高速太陽風が続いています。太陽は無黒点です。

担当　篠原

太陽風の速度は480km/秒を前後していて、高速風が続いています。
磁場強度は、5nTと平均的な強さで安定しています。
SOHO EIT195を見ると、コロナホールはだいぶ西の端に近づいていますが、
地球への影響は続いています。
しかし、この写真の様子では、今回の速度の高まりも今日いっぱいくらいではないでしょうか。

高速風は続いていますが、磁気圏活動は静穏です。
これは、オーロラ活動のスイッチとなる太陽風磁場の南北成分(ACEの赤線)が、
スイッチオフである北寄り(プラス側)になっているためです。

今後の太陽風ですが、
明日か明後日くらいに、13日に発生したCMEの影響が見られるかもしれません。
ただし、CMEは比較的横向きに飛び出しているので、あまり大きな変動にはならないでしょう。
それがなければ、速度も下がって、穏やかな太陽風が続くと思います。

放射線帯の高エネルギー電子は、低い状態です。
観測しているGOES衛星が、GOES11からGOES13に世代交代しました。
図の右端に衛星の名前が書かれています。
一昨日のニュースに掲載した図は11号でしたが、昨日から13号に変更されています。

太陽は、無黒点のままです。
EIT195の東端には明るい領域が見えています。
ここに黒点があるかどうか、もし無ければ、しばらく無黒点が続くかもしれません。

SOHO EIT195による太陽コロナ。16日7時半(世界時15日22時半)。
(c) SOHO (ESA & NASA)