宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (08:14)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
4/13 --- ---
4/12 --- ---
4/11 --- ---

黒点  4/12 (NOAA)
磁場 フレア
なし --- --- ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
08:04 392 +4.8
-2 h 389 +2.4
-4 h 421 +1.8
-6 h 424 -0.1
-8 h 395 +3.3
-10 h 399 +3.2
-12 h 404 +2.7

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
06:59 -24 -14/ 4
-2 h -27 -8/ 21
-4 h -28 11/ 19
-6 h -28 2/ 10
-8 h -29 -3/ 6
-10 h -33 -5/ 10
-12 h -36 -6/ 9

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 3x10^2
4/13 0.5 4x10^2
4/12 0.5 5x10^4
4/11 0.6 8x10^4
4/10 0.5 7x10^4
4/ 9 0.5 1x10^5

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期 (NICT)
短期太陽風電子
太陽黒点 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
活動領域 (NASA)
EIT284 (SOHO)
EIT195 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
宇宙天気用語集
宇宙天気日報
宇宙天気臨時情報
NICT宇宙天気情報センター
宇宙環境計測グループ
Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2010/ 4/ 8 09:02 高速太陽風(600km/秒)が続き、オーロラも活発です。放射線帯はたいへん強まっています。
2010/ 4/ 9 09:03 太陽風の速度は540km/秒へ下がってきています。小規模のオーロラ活動が続いています。
2010/ 4/10 11:50 太陽風は450km/sまで下がって来ました。明日以降、次の乱れが来るかもしれません。
2010/ 4/11 11:51 太陽風は360km/秒と低速です。磁気圏も静かです。
2010/ 4/12 09:21 太陽風の擾乱がやって来ました。磁場南向きの影響で、磁気圏活動が強まっています。
最新のニュース

2010/ 4/13 08:14 更新
CMEによる太陽風の乱れは終わり、穏やかな状態に戻っています。

担当 篠原

昨日のニュースの頃、太陽風の磁場は、-10nT近い南向きになっていました。
その影響で、AE指数を見ると、直後に1200nTに達する大きなオーロラ活動が観測されています。
しかし、太陽風の速度は420km/秒とそれほど速くなく、
磁場の強い南向きが大きく影響した活動でした。

沖縄の磁場データも、昨日掲載の図から更にもう一段低下し、-80nT近い減少となっています。
小規模の磁気嵐です。
この変化は世界規模でも観測されています。


その後、太陽風磁場の南北成分は、南向きから北向きへと次第に切り替わっていきました。
このため、磁場が北向きになった図の後半からは、AE指数もぱったりと変化しなくなりました。

これで、CMEの影響は一段落したと見られます。
現在の太陽風は、速度は400km/秒と平均レベルで、磁場強度は8nTとやや強めです。
このまま、今度はコロナホールの影響がやって来るかもしれません。
SOHO EIT195では、南半球に南極から低緯度へ向かってコロナホールが伸びています。
今後は、こちらの影響がどの程度やって来るかに注目しています。


放射線帯の高エネルギー電子は、今回の擾乱の影響を受けて大きく数を減らしています。
10万近かった値から、1000を割るほどに低下しました。
現在の様子では大きく回復することはなさそうで、警戒状態は終わりそうです。


太陽の活動は静穏です。
太陽の中央部やや右下に、とても小さく1062黒点群が現れています。
すぐに見えなくなってしまうかもしれません。



SOHO EIT195による太陽コロナ。13日7時半(世界時12日22時半)。
(c) SOHO (ESA & NASA)


SOHOによる太陽可視光写真。1062黒点群が小さく見えています。
(c) SOHO (ESA & NASA)


ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



沖縄の磁場擾乱
下へ下がるほど、擾乱が発達している事を意味します。
(c) NICT



シベリアで観測された3日間の磁場データ
右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) NICT
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。