宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2010/ 4/ 3 11:22 更新 太陽風磁場の南北変動の影響で、小規模のオーロラ活動が続いています。 担当 篠原 昨日、450km/秒に上がった太陽風の速度は、そのまま、やや高速の状態が続きました。 今朝に入ってもう一段上がり、現在は520km/秒の高速風となっています。 磁場強度も、5〜8nTとやや強めの状態が続いています。 磁場変化では、特に南北成分が-5nTのレベルまで頻繁に南向きに振れていて、 その影響でオーロラ活動が連続的に発生しています。 AE指数では、300〜600nTくらいの小規模変動が頻繁に観測されています。 昨夜は月明の中でしたが、アラスカのライブカメラ(Live! オーロラ)でも、 全天でオーロラが舞う様を見ることができました。 現在の太陽風の変化は、コロナホールと対応してないため、 どのくらい続くのかなど、今後の変化が読みにくいところです。 それでも、これ以上更に速度が高まって、大きく乱れることはないでしょう。 基本的には、落ち着いていく方向ではないかと思います。 そして、SOHO EIT195の写真では、コロナホールが太陽の中心部に更に近づいています。 4〜5日後くらいには、ここからの影響が地球へやって来るでしょう。 北極側のシーズン最終盤のオーロラ活動にも注目してください。 太陽風の変動の影響で、放射線帯の高エネルギー電子がやや増加しています。 まだ、警戒レベルよりもずっと下ですが、このくらい増えるだけでもまだまだ珍しいところです。 もう少し増えるのではないかと思いますが、どこまで行くでしょうか。 太陽は、1057、1059黒点群ともに穏やかです。 SOHO EIT195による太陽コロナ。3日10時半(世界時3日1時半)。 (c) SOHO (ESA & NASA) SOHOによる太陽可視光写真。1057黒点群、1059黒点群ともに穏やかです。 (c) SOHO (ESA & NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SWPC GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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