宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (09:20)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
3/31 --- ---
3/30 --- ---
3/29 --- ---

黒点  3/30 (NOAA)
磁場 フレア
1057 11 β ---
1059 1 α ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
09:15 418 -1.0
-2 h 422 -0.0
-4 h 370 -2.9
-6 h 368 -3.1
-8 h 398 +0.8
-10 h 392 +0.1
-12 h 390 -0.4

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
08:59 -14 0/ 9
-2 h -14 -6/ 20
-4 h -10 4/ 13
-6 h -7 -6/ 7
-8 h -9 -6/ 7
-10 h -9 -7/ 3
-12 h -8 -8/ 4

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 3x10^0
3/31 0.4 1x10^1
3/30 0.7 9x10^0
3/29 0.6 9x10^0
3/28 0.6 1x10^1
3/27 0.6 9x10^0

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期 (NICT)
短期太陽風電子
太陽黒点 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
活動領域 (NASA)
EIT284 (SOHO)
EIT195 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
宇宙天気用語集
宇宙天気日報
宇宙天気臨時情報
NICT宇宙天気情報センター
宇宙環境計測グループ
Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2010/ 3/26 08:53 コロナホールの影響で、太陽風の速度は400km/秒台に上がっています。
2010/ 3/27 10:38 C2.5の小規模フレアが発生しました。太陽風の磁場が強まっています。
2010/ 3/28 10:16 Cクラスの小規模フレアが4回発生しました。太陽風は400km/秒で安定しています。
2010/ 3/29 09:04 1057黒点群は穏やかです。小規模のオーロラ活動が発生しています。
2010/ 3/30 09:52 1057黒点群が小さくなっているようです。太陽風は低速風になっています。
最新のニュース

2010/ 3/31 09:20 更新
CMEが2方向に発生しています。太陽風は400km/秒前後で穏やかです。

担当 篠原

SOHO LASCOの観測によると、30日15時(世界時30日6時)くらいから、
太陽の南東(左下)と北西(右上)の2方向に向かって、
ほぼ同時にCME(太陽ガスの放出現象)が発生したようです。

STEREOの写真と見比べると、左下のCMEは手前側、右上のCMEは向こう側へ噴出しているようです。
原因となる現象は、はっきりとは見つけられなかったのですが、
左下のCMEに対応して、1059黒点群(南東に見える黒点)で弱い爆発的な現象が起きていた様です。
弱いCMEが斜め方向に飛び出しているので、地球への影響はほとんどなさそうです。

また、この後、SOHO EIT195の北半球東端に明るく見えている領域でも、
31日3時(世界時30日18時)頃に爆発的な現象が発生しています。
これによるCMEが、これからLASCOカメラに見えてくるのではないかと思われます。
注目してください。

1057、1059黒点群は、どちらも活動度は低く、
X線のグラフは全く変動していません。
太陽は、基本的には穏やかな状態が続いています。


太陽風は、380〜420km/秒と平均的な速度で安定した状態が続いています。
ACEの図では、速度が変化しているように見えますが、変化の幅は小さなものです。
磁場強度も5nT付近で安定しています。
このままの状態が続きそうです。

磁気圏では、小さな規模の変動が続いています。
太陽風磁場の南北成分が、0nTから若干南向きに推移しているためでしょう。
掲載の図の後半に入って、少し南向きが強まり、AE指数の変化も少し大きくなっています。
オーロラ活動もこの様な状態が続きそうです。


掲載のSOHO EIT195は、昨日の写真から半日後くらいの写真で、
東端のコロナホールの位置はあまり動いて見えません。
今後の注目点は、このコロナホールの規模の確認と、地球への影響でしょう。



SOHO EIT195による太陽コロナ。30日21時半(世界時30日12時半)。
(c) SOHO (ESA & NASA)


SOHOによる太陽可視光写真。右上、1057黒点群。左下1059黒点群。
(c) SOHO (ESA & NASA)


SOHO衛星LASCO C3カメラの映像
(c) SOHO (ESA & NASA)

3/30 06:18 UT

3/30 08:18 UT

3/30 10:19 UT

3/30 12:18 UT


GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



シベリアで観測された3日間の磁場データ
右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) NICT
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。