宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2010/ 4/ 1 10:01 更新 太陽風の磁場が強まっています。小規模のオーロラ活動が続いています。太陽は静穏です。 担当 篠原 本日より、swnews.jp という新しいアドレスからニュースを発信することになりました。 どうぞこれからもよろしくお願い致します。 今朝に入って、太陽風磁場が強まりを見せています。 昨日から5nTと平均的な強度が続いていましたが、現在10nTに強まっています。 やや先立ってプラズマ密度も高まっています。 4〜5日ほど前に、1057黒点群などの太陽活動によって作られた太陽風の変動が、 流れてやって来たのではないでしょうか。 速度も、一時的に330km/秒まで下がったものが、再び420km/秒ほどに上がっています。 しかし、太陽風の変化としては、これ以上大きくは乱れないのではないかと思います。 昨日より、磁場の南北成分がずっと南向きで推移していて、 この影響がオーロラ活動に現れています。 AE指数を見ると、規模は小さいものの、連続的に変動が観測されています。 現在は磁場強度が強まっていることから、 まとまった南向きになると、中規模のオーロラ活動くらいは発生しそうです。 月の具合がよくありませんが、ライブカメラなどの観望としてはチャンスでしょう。 今回の太陽風の変動は、それほど長くは続かないでしょう。 明日以降は、再び穏やかな状態に戻るのではないかと思います。 SOHO EIT195では、東端のコロナホールが少しずつ中央部に近づいています。 次第に姿が見やすくなっています。 次のまとまった変動は、このコロナホールによるものとなるでしょう。 太陽では、1057黒点群の右側の黒点たちがほとんど見えなくなり、 左側のひとつだけが目立つようになっています。 こうなると活動は低調で、南東の1059黒点群とともに、X線のグラフは静穏です。 SOHO EIT195による太陽コロナ。4月1日5時半(世界時31日20時半)。 (c) SOHO (ESA & NASA) SOHOによる太陽可視光写真。右上、1057黒点群。左下1059黒点群。 (c) SOHO (ESA & NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SWPC GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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