宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2010/ 3/30 09:52 更新 1057黒点群が小さくなっているようです。太陽風は低速風になっています。 担当 篠原 1057黒点群は、西側(右側)の黒点が小さく、砕けたようになってしまいました。 小さな黒点がずらっと並んで、なかなかきれいな写真です。 X線のグラフは穏やかで、強度も次第に下がっていることから、 黒点群の活動度は次第に弱まっているようです。 南東(左下)の1059群は変化なく、黒点ひとつのままです。 太陽風は、次第に速度が下がり、360km/秒の低速風になっています。 ACEの図を見ると、前半はどのグラフも直線的ですが、 中央付近で、がくんと数値が変化し、以降はぎざぎざと小さな変動を伴っています。 ちょうどこの境目で、太陽風磁場のセクター境界を越えています。 それに伴って、太陽風の様子が変化しているのでしょう。 磁気圏は概ね静穏です。 セクター境界以降、太陽風の磁場がやや南寄りの傾向をとっています。 このため、AE指数の図の後半で、小規模の変化が目立っています。 SOHO EIT195の太陽コロナの東端付近に、縦に細長くコロナホールが見えています。 STEREO Behindを参照すると(3枚目の写真)、 赤道付近から北極にかけて、比較的濃く、しっかりと広がりが見えています。 今回は、しっかりとした高速風がやって来るかもしれません。 10日くらい先のことになるでしょう。 SOHO EIT195による太陽コロナ。30日8時半(世界時29日23時半)。 (c) SOHO (ESA & NASA) SOHOによる太陽可視光写真。 (c) SOHO (ESA & NASA) STEREO Behindによる太陽コロナ。29日9時(世界時29日0時)。北半球の中央部にコロナホールが広がっています。 (c) NASA GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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