宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (09:52)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
3/30 --- ---
3/29 --- ---
3/28 03:22 C3.9

黒点  3/30 (NOAA)
磁場 フレア
1057 11 β C4
1059 1 α ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
09:45 360 -1.0
-2 h 360 -1.5
-4 h 349 -0.9
-6 h 352 -0.5
-8 h 356 -0.7
-10 h 360 -0.8
-12 h 374 +0.6

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 3x10^0
3/30 0.6 9x10^0
3/29 0.6 9x10^0
3/28 0.6 1x10^1
3/27 0.6 9x10^0
3/26 0.7 3x10^1

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期 (NICT)
短期太陽風電子
太陽黒点 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
活動領域 (NASA)
EIT284 (SOHO)
EIT195 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
宇宙天気用語集
宇宙天気日報
宇宙天気臨時情報
NICT宇宙天気情報センター
宇宙環境計測グループ
Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2010/ 3/25 09:35 300km/秒付近の遅い太陽風が続いています。1057黒点群が少し大きくなっています。
2010/ 3/26 08:53 コロナホールの影響で、太陽風の速度は400km/秒台に上がっています。
2010/ 3/27 10:38 C2.5の小規模フレアが発生しました。太陽風の磁場が強まっています。
2010/ 3/28 10:16 Cクラスの小規模フレアが4回発生しました。太陽風は400km/秒で安定しています。
2010/ 3/29 09:04 1057黒点群は穏やかです。小規模のオーロラ活動が発生しています。
最新のニュース

2010/ 3/30 09:52 更新
1057黒点群が小さくなっているようです。太陽風は低速風になっています。

担当 篠原

1057黒点群は、西側(右側)の黒点が小さく、砕けたようになってしまいました。
小さな黒点がずらっと並んで、なかなかきれいな写真です。
X線のグラフは穏やかで、強度も次第に下がっていることから、
黒点群の活動度は次第に弱まっているようです。

南東(左下)の1059群は変化なく、黒点ひとつのままです。


太陽風は、次第に速度が下がり、360km/秒の低速風になっています。
ACEの図を見ると、前半はどのグラフも直線的ですが、
中央付近で、がくんと数値が変化し、以降はぎざぎざと小さな変動を伴っています。
ちょうどこの境目で、太陽風磁場のセクター境界を越えています。
それに伴って、太陽風の様子が変化しているのでしょう。

磁気圏は概ね静穏です。
セクター境界以降、太陽風の磁場がやや南寄りの傾向をとっています。
このため、AE指数の図の後半で、小規模の変化が目立っています。

SOHO EIT195の太陽コロナの東端付近に、縦に細長くコロナホールが見えています。
STEREO Behindを参照すると(3枚目の写真)、
赤道付近から北極にかけて、比較的濃く、しっかりと広がりが見えています。
今回は、しっかりとした高速風がやって来るかもしれません。
10日くらい先のことになるでしょう。



SOHO EIT195による太陽コロナ。30日8時半(世界時29日23時半)。
(c) SOHO (ESA & NASA)


SOHOによる太陽可視光写真。
(c) SOHO (ESA & NASA)


STEREO Behindによる太陽コロナ。29日9時(世界時29日0時)。北半球の中央部にコロナホールが広がっています。
(c) NASA


GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



シベリアで観測された3日間の磁場データ
右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) NICT
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。