宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2010/ 4/ 2 08:49 更新 太陽風磁場南向きの影響で、オーロラ活動がやや活発に続いています。 担当 篠原 昨日から今日にかけて、やや活発なオーロラ活動が続いています。 AE指数では、300nTから900nTくらいまでの小中規模の変動が、 ずっと観測されています。 昨日、太陽風の磁場強度が10nTくらいに強まっていましたが、 南北成分も、-5nTくらいのまとまった南を向く時間が長く続いたためです。 太陽風の速度は、400〜450km/秒と平均的なレベルで、特に上がっていた訳ではありません。 オーロラ活動の強まりが小中規模に留まっていたのは、このためでしょう。 現在の太陽風は、速度は450km/秒と若干上がっていますが、 磁場強度は5nTと普通の強さに戻っています。 南寄りの傾向は続いている様で、引き続き小規模のオーロラ活動は期待できそうです。 しかし、太陽風磁場の強まりという変化はこれで落ち着き、 この後は、基本的には穏やかな太陽風になるでしょう。 SOHO EIT195では、東半球を縦に伸びるコロナホールの姿が、はっきりと見えてきました。 赤道付近から北半球の高緯度に向かって、黒い筋がしっかりと伸びています。 この様子だと、ある程度まとまった高速風がやってきそうです。 太陽の中心線に達するまでに2日ほどと見込むと、 高速風の始まりは、5〜6日後くらいでしょうか。 太陽は静穏です。 X線のグラフにはフレアの変化は見られず、全体の強度も次第に下がっています。 可視光写真は、カラーバランスが少しおかしくなっていますが、 1057黒点群(右側)の横には、白斑が見えています。 SOHO EIT195による太陽コロナ。2日8時半(世界時1日23時半)。 (c) SOHO (ESA & NASA) SOHOによる太陽可視光写真。右上、1057黒点群。左下1059黒点群。 (c) SOHO (ESA & NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SWPC GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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