宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (08:53)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
3/26 --- ---
3/25 --- ---
3/24 --- ---

黒点  3/25 (NOAA)
磁場 フレア
1057 5 βγ ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
08:27 411 +3.3
-2 h 415 +5.4
-4 h 423 +3.6
-6 h 394 -1.0
-8 h 346 +7.3
-10 h 337 +2.0
-12 h 335 +2.3

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
07:59 -7 -2/ 3
-2 h -7 -2/ 8
-4 h -9 3/ 19
-6 h -1 11/ 13
-8 h -2 2/ 13
-10 h -1 14/ 7
-12 h -10 8/ 9

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 1x10^1
3/26 0.5 3x10^1
3/25 0.6 6x10^1
3/24 0.7 8x10^1
3/23 0.6 8x10^1
3/22 0.7 7x10^1

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期 (NICT)
短期太陽風電子
太陽黒点 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
活動領域 (NASA)
EIT284 (SOHO)
EIT195 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2010/ 3/21 12:29 1056黒点群が再び増えています。太陽風は平均的な状態です。
2010/ 3/22 11:12 太陽風は低速になっています。磁気圏は静穏です。
2010/ 3/23 09:32 太陽風は速度300km/秒と低速です。磁気圏も静穏です。
2010/ 3/24 09:34 280km/秒とかなり遅い太陽風になっています。1057黒点群が現れました。
2010/ 3/25 09:35 300km/秒付近の遅い太陽風が続いています。1057黒点群が少し大きくなっています。
最新のニュース

2010/ 3/26 08:53 更新
コロナホールの影響で、太陽風の速度は400km/秒台に上がっています。

担当 篠原

昨日の午後くらいから、太陽風の磁場強度と速度がゆっくりと上がり始め、
昨夜のうちに磁場強度は10nTくらいまで強まり、
続いて、速度は26日3時(世界時25日18時)頃に400km/秒台に達しています。
上がっていますが、速さとしては、平均的なレベルです。

現在、磁場強度は5nTくらいに下がり、速度の上昇も頭打ちになっています。
今回は弱いコロナホールだったので、影響もこの程度だった様です。

この影響で、小規模のオーロラ活動が発生しています。
この後も、弱い活動は見られるかもしれません。
しかし、太陽風速度の高まりはそれほど続かないと思いますので、
磁気圏も静まっていくでしょう。

SOHO EIT195では、今度は太陽の北半球側に淡いコロナホールが見えています。
そろそろ中心線に達する頃で、4日後くらいに今度はこちらの影響がやって来るかもしれません。
この写真の様子では、こちらも淡いコロナホールなので、
あまり大きな影響は及ばないと思います。


太陽では、1057黒点群がBクラスの小さなフレアを数回起こしています。
黒点の形も変化していて、今日の写真ではちょっと面白い形をしています。
磁場構造もやや複雑で、今後も小規模のフレア活動を続けそうです。



SOHO EIT195による太陽コロナ。26日8時半(世界時25日23時半)。
(c) SOHO (ESA & NASA)


SOHOによる太陽可視光写真。北東に1057黒点群が見えています。
(c) SOHO (ESA & NASA)


ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



シベリアで観測された3日間の磁場データ
右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) NICT
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC





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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。