宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2010/ 3/25 09:35 更新 300km/秒付近の遅い太陽風が続いています。1057黒点群が少し大きくなっています。 担当 篠原 太陽風は、280〜300km/秒と遅い速度が続いています。 昨夜、磁場強度が7nTくらいに少し強まる変化がありました。 強まりはすぐに終わり、現在はむしろ2nT近くまで弱まっています。 27日周期の図を見ると、 太陽風磁場のおおまかな方向が切り替わる、セクター境界が来ていました。 磁場強度の変化はこの影響でしょう。 そして、磁場の強まり以降、南北成分が南寄りに推移するようになっています。 この影響で、AE指数で500nTほどの小規模のオーロラ活動が発生しています。 太陽風そのものはかなり低速であり、磁場強度も弱まってしまったので、 今後も磁場の南寄りが続いても、あまり目立ったオーロラ活動にはつながらないでしょう。 SOHO EIT195で南半球に見えていた弱いコロナホールの影響が、 明日くらいにやって来るかもしれません。 どの程度の影響が見られるか、ACEのグラフに少し注目してください。 昨日太陽の東端に姿を現した1057黒点群は、今日にかけて一回り面積が大きくなっています。 SOHO EIT195の動画や、X線のグラフを見ると、 活動は昨日よりも弱まり、落ち着いているように見えます。 しかし、磁場の構造は少し複雑さを持っているようで、 今後、活動を強めるかもしれません。 SOHO EIT195による太陽コロナ。25日5時半(世界時24日20時半)。 (c) SOHO (ESA & NASA) SOHOによる太陽可視光写真。北東に1057黒点群があります。 (c) SOHO (ESA & NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SWPC GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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