宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
|
当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
|
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
2010/ 3/22 11:12 更新 太陽風は低速になっています。磁気圏は静穏です。 担当 篠原 太陽風の速度は、昨日いっぱいは400km/秒付近を保っていましたが、 今日に入った頃から下がり始め、現在、330km/秒の低速風になっています。 この頃、太陽風の速度が大きく低下しなくなったと記事に書いた途端ですが、 この後どうなるか注目してください。 磁場強度は、4nTから3nTにやや下がり気味で、 安定していますが、弱まる傾向が見られます。 南北成分は、0nTからやや北寄りで、そのためかAE指数はほとんど変化が見られません。 磁気圏も静穏です。 SOHO EIT195では、コロナホールは特に見られず、 太陽風は今後も穏やかに推移すると思われます。 SOHOの可視光写真は、昨日の写真の8時間後のもので、それほど新しくありません。 この写真では、黒点は少し規模が大きくなっています。 X線のグラフは、この写真の頃までBクラスの小さな変動が観測されています。 しかし、以降は変化が小さくなり、X線の強度は下がりつつあります。 1056黒点群の強まりは、このあたりまでの様です。 SOHO EIT195による太陽コロナ。22日11時(世界時22日2時)。 (c) SOHO (ESA & NASA) SOHOによる太陽可視光写真。1056黒点群が見えています。 (c) SOHO (ESA & NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SWPC GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|