宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (11:12)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
3/22 --- ---
3/21 --- ---
3/20 --- ---

黒点  3/22 (NOAA)
磁場 フレア
1056 15 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
10:57 331 +0.3
-2 h 341 +0.4
-4 h 351 +0.5
-6 h 362 +0.5
-8 h 372 +0.1
-10 h 383 +0.0
-12 h 385 -0.0

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
10:59 -13 -12/ 14
-2 h -13 -2/ 3
-4 h -13 -1/ 3
-6 h -14 4/ 4
-8 h -14 2/ 3
-10 h -14 1/ 5
-12 h -14 1/ 3

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 5x10^1
3/22 0.7 7x10^1
3/21 0.6 7x10^1
3/20 0.6 6x10^1
3/19 0.5 8x10^1
3/18 0.7 3x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期 (NICT)
短期太陽風電子
太陽黒点 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
活動領域 (NASA)
EIT284 (SOHO)
EIT195 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2010/ 3/17 09:04 太陽風の速度がやや上がっています。コロナホールの影響が来ているようです。
2010/ 3/18 09:06 小さいですが新しい黒点が発生しました。太陽風はやや高速です(450km/秒)。
2010/ 3/19 08:33 Bクラスの小さなフレアが起きています。太陽風はゆっくりと低速風に変わりつつあります。
2010/ 3/20 12:44 400km/秒程度の穏やかな太陽風が続いています。太陽は無黒点になりつつあります。
2010/ 3/21 12:29 1056黒点群が再び増えています。太陽風は平均的な状態です。
最新のニュース

2010/ 3/22 11:12 更新
太陽風は低速になっています。磁気圏は静穏です。

担当 篠原

太陽風の速度は、昨日いっぱいは400km/秒付近を保っていましたが、
今日に入った頃から下がり始め、現在、330km/秒の低速風になっています。
この頃、太陽風の速度が大きく低下しなくなったと記事に書いた途端ですが、
この後どうなるか注目してください。

磁場強度は、4nTから3nTにやや下がり気味で、
安定していますが、弱まる傾向が見られます。
南北成分は、0nTからやや北寄りで、そのためかAE指数はほとんど変化が見られません。
磁気圏も静穏です。

SOHO EIT195では、コロナホールは特に見られず、
太陽風は今後も穏やかに推移すると思われます。


SOHOの可視光写真は、昨日の写真の8時間後のもので、それほど新しくありません。
この写真では、黒点は少し規模が大きくなっています。

X線のグラフは、この写真の頃までBクラスの小さな変動が観測されています。
しかし、以降は変化が小さくなり、X線の強度は下がりつつあります。
1056黒点群の強まりは、このあたりまでの様です。



SOHO EIT195による太陽コロナ。22日11時(世界時22日2時)。
(c) SOHO (ESA & NASA)


SOHOによる太陽可視光写真。1056黒点群が見えています。
(c) SOHO (ESA & NASA)


ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



シベリアで観測された3日間の磁場データ
右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) NICT
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC





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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。