宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
|
当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
|
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
2010/ 3/19 08:33 更新 Bクラスの小さなフレアが起きています。太陽風はゆっくりと低速風に変わりつつあります。 担当 篠原 太陽の黒点は、1054、1056黒点群ともに昨日よりも小さくなっていて、 このまま消えてしまいそうです。 一方、X線のグラフでは、Bクラスの小さなフレアが何度も発生しています。 SOHOやSTEREOの動画を調べると、この2つの黒点群がちかちかと活動している様です。 黒点としては縮小しましたが、活動度はやや上がっているようです。 この後も、Cクラスに達するくらいのフレアが発生するかもしれません。 活動度が更に強まる傾向なのか、弱まっていくのか、変化の傾向に注目してください。 太陽風はゆっくりと速度を下げ、400km/秒を割りつつあるところです。 やや高速の状態は昨日で終わり、これから低速風に変わりそうです。 太陽風の磁場強度も、5nT付近を保っていますが、わずかに減少の傾向が見られます。 昨日のニュースの後、磁場の南北成分は再び北寄りに変わり、 このため、磁気圏の活動もそれ以降は静かになっています。 オーロラの活動度を示すAE指数は、初めに変化が見えるだけで、以降は平坦です。 この後は、太陽風は低速になり、オーロラ活動も静かな状態が続くでしょう。 この1週間ほど久しぶりに増加していた放射線帯の高エネルギー電子も、 3日連続で減少を続けています。 しかし、太陽の活動が高まってきた状況で、 今後は増加を目にする機会も増えるでしょう。 SOHO EIT195による太陽コロナ。19日7時半(世界時18日22時半)。 (c) SOHO (ESA & NASA) SOHOによる太陽可視光写真。1054黒点群(右)、1056黒点群(左)ともに小さくなっています。 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|