宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2010/ 3/13 09:03 更新 1054黒点群が発達し、Cクラスの小規模フレアを起こしています。500km/秒付近の高速太陽風が続いています。 担当 篠原 1054黒点群が、ぐっと大きさを増しています。 今日の未明、13日3時(世界時12日18時)には、C2.3の小規模フレアを起こしました。 活動度を増しているようで、今後もCクラスの小規模フレアや、 Mクラスの中規模フレアを起こす可能性があります。 黒点の発達の様子も含めて、引き続き注目してください。 一方、南半球に見えていた1955黒点群は、ほとんど見えなくなっています。 また、SOHO LASCO C3によると、CME(太陽ガスの放出現象)が、太陽の東側で発生しています。 LASCO C3の写真を掲載しますが、昨日の彗星も最後の姿を見せています。 フィラメントの噴出によるものだそうですが、 太陽の活動が活発化して、こういったCMEも頻繁に見られるようになりました。 太陽風は、昨日いっぱい、520〜560km/秒の高速風が続きました。 今朝になって(世界時12日16時くらいから)、480km/秒と一段下がっています。 それでも、まだ高速の状態です。 一方、磁場強度は4〜5nTでほぼ一定です。 弱い南向きの傾向がずっと続いていて、 その影響で小規模のオーロラ活動もずっと続いています。 AE指数を見ると、昨日いっぱい300〜500nTの変動が発生していました。 今朝になると、太陽風の速度が下がった影響か、AE指数の変化も200nTほどに弱まっています。 この高速風が太陽の南半球に広く見えるコロナホールの影響だと考えると、 太陽風が強まった状態は、もうしばらく続きそうです。 SOHO EIT195を見ると、コロナホールの最後の部分(左側の領域)がやっと太陽の中心線に来ています。 このあたりの影響は、3〜4日後くらいにやって来ます。 磁場の南寄りの傾向も続くとすると、 もうしばらく太陽風速度の高まりとオーロラ活動に注意が必要でしょう。 また、放射線帯の高エネルギー電子が、1000のレベルに達しています。 ここまで増加したのは、昨年の7月以来です(この時は、ぎりぎりで1000に達した程度です)。 更に強まって、10000の警戒レベルに達すると、一昨年、2008年10月以来となり、 本当に久しぶりの上昇になります。 こちらも注目です。 SOHO EIT195による太陽コロナ。13日9時(世界時13日0時)。 (c) SOHO (ESA & NASA) SOHOによる太陽可視光写真。 (c) SOHO (ESA & NASA) SOHO衛星のLASCO C3カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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