宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2010/ 3/ 8 09:06 更新 太陽風、磁気圏は概ね静穏です。 担当 篠原 一昨日に発生したCMEの様子を、SOHO LASCO C3の写真から動画を作成しました。 主に東寄り(左側)にガスが飛び出している様子を見ることができます。 9日から10日にかけて、このCMEの影響が地球へやって来る可能性があります。 その場合も、影響は小規模に留まるでしょう。 この動画の右下には、木星と水星も見えています。 左から右へ向かっているのが木星で、右から左へ動いているのが水星です。 どちらも太陽の向こう側にあるのですが、それぞれの太陽を回る速さの関係で、 水星は地球を抜き去って左へ進み、 木星は地球に追いつかれるため右に動いて見えています。 太陽風の速度は、昨日のニュースの後に430km/秒程に上がりました。 磁場強度や密度の強まりに連動して変化した様です。 その後、速度はゆっくりと370km/秒まで下がっています。 27日周期の図を見ると、太陽風の速度が、 この6日間ほど400km/秒付近でうねうねしている様子がよく分かります。 今日あたりで終わるのでしょうか。 太陽風の速度の高まりや、磁場強度の強まりに関係して、 AE指数では小規模のオーロラ活動が断続的に発生しています。 ACEのデータでは、一時的に-10nTの南向き磁場も観測されているので、 もう少し大きな磁気圏の活動が起きていても良さそうですが、観測の問題でしょうか。 太陽風は、速度、磁場強度ともに下がっています。 現状では、磁気圏の活動も一段落でしょう。 太陽は、NOAAの報告では昨日は無黒点となっています。 SOHOの可視光写真では、小さな黒い点が見えていましたが、 黒点とは判断されなかった様です。 その小さな点は、今日の写真でも北半球側の中央付近にひとつだけ見えています。 X線のデータは強度が下がり、活動は静かです。 SOHO LASCO C3によるCME(太陽ガスの放出現象)。6日に発生しました。木星と水星も見えています。 (c) SOHO (ESA & NASA) SOHO EIT195による、太陽コロナ。8日8時半(世界時7日23時半)。 (c) SOHO (ESA & NASA) SOHOによる太陽の可視光写真。 (c) SOHO (ESA & NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SWPC GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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