宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2010/ 3/12 10:19 更新 LASCO C3に小さな彗星が見えます。太陽風の速度がやや高まり、オーロラ活動も続いています。 担当 篠原 SOHO LASCO C3を見ると、 太陽に向かって南東側(左下)から小さな彗星が2個連続して突入しています。 動画で追いかけてみましょう。 1つめは太陽に近づいて見えなくなりましたが、2つめは現在も太陽に向かっています。 最新の写真で追跡してください。 その太陽には、2つの黒点群があります。 東端に大きく見えているのは、昨日お知らせした1054黒点群です。 もうひとつ、中心から少し右下に1055黒点群が見えています。 昨日の磁場写真に強まりがあって、黒点が出現するかもしれないと言っていた場所です。 可視光写真には、もうひとつ中心付近にも小さな点がありますが、 これは、エラーデータです(CCDの欠け?)。 毎日同じ場所に見えているので注意してください。 黒点群の発生により、GOESのX線にはBクラスの小さな変動が見られるようになっています。 現在の黒点群の活動度は、比較的穏やかな様ですが、 この後、Cクラスに達する様なフレアも発生するかもしれません。 太陽風は、昨日より470km/秒とやや高速の風が続いています。 そして、今朝くらいからもう一段上がって、現在550km/秒に達しつつあります。 南半球側のコロナホールからの影響が及び始めているのかもしれません。 太陽風の磁場強度は4nTとやや下がり気味で、 この後に太陽風の速度が大きく上がることはなさそうですが、 前周期とは違う変化になっているので、今後の変化に注目してください。 昨日もそうでしたが、太陽風磁場の南寄りの傾向が続いています。 このため、中小規模のオーロラ活動も続いていて、 AE指数では300〜700nTの活動が頻発しています。 昨夜くらいに一旦北寄りに変わり、オーロラ活動は落ち着いたのですが、 今朝から再び南を向くようになっています。 速度が上がっていることもあり、南向きの傾向が続くとオーロラ活動は一段と強まりそうです。 SOHO LASCO C3カメラで、小さな彗星が2つ連続して太陽に南東側から接近しています。 (c) SOHO (ESA & NASA)、宇宙天気ニュース(動画加工) SOHO EIT195による太陽コロナ。12日10時(世界時12日1時)。 (c) SOHO (ESA & NASA) SOHOによる太陽可視光写真。この写真では、東端に1054黒点群、中央やや右下に1055黒点群。 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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