宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2010/ 3/10 09:26 更新 太陽風の速度は350km/秒ほどに下がっています。太陽も穏やかです。 担当 篠原 穏やかな太陽風が続いています。 昨日、太陽風の速度は390km/秒に上がりましたが、半日ほどこの状態が続いて、 夜に入った頃からゆっくりと下がり、現在は350km/秒です。 平均的な速度レベルから下がって、やや低速の状態です。 一方、磁場強度は、速度が下がる頃から強まり始め、 それまでの5nTから、7〜8nTくらいに上がっています。 この後に、再び速度が上がるような変化がやって来るかもしれません。 (大きく上がることはありません) 磁場強度が強まっていますが、南北成分は北寄りです。 このため、磁気圏は静かで、AE指数は小さな変化が2回ほど起きている程度です。 SOHO EIT195の太陽コロナ写真では、南極側に大きなコロナホールが見えています。 今日は小さな写真ですが、27日前の太陽と比較してみます。 左が現在の太陽、右が27日前(自転周期1回分)の太陽です。 黒いコロナホールの分布が変化している様子が分かります。 前周期の太陽風には、このコロナホールの影響はほとんど見られませんでしたが、 現在のコロナホールは前回よりも南極側に寄っているので、 今回もあまり影響は無さそうです。 この写真で、北半球側に明るく見える活動領域も比べてみてください。 前周期の今ごろは、Mクラスのフレアが活発に発生していました。 その頃の活動的な領域が、前周期の写真(右)ではとても明るく光っています。 一方、現在の太陽は黒点もなく、 コロナの明るい領域は残っていますが、余韻のような光の帯になっています。 その状況を示すように、太陽のX線のグラフは全く変化がありません。 SOHOによる太陽の可視光写真。黒点はありません。 (c) SOHO (ESA & NASA) SOHO衛星のEIT195カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SWPC GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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