宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (08:44)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
3/ 7 --- ---
3/ 6 --- ---
3/ 5 00:56 C2.3

黒点  3/ 6 (NOAA)
磁場 フレア
1051 1 α ---
1052 3 β C2
1053 1 α ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
08:27 383 +1.2
-2 h 385 -1.3
-4 h 376 +1.9
-6 h 338 -0.5
-8 h 336 -1.4
-10 h 353 -0.9
-12 h 354 -0.5

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
07:59 -14 4/ 6
-2 h -14 7/ 5
-4 h -16 5/ 4
-6 h -17 4/ 3
-8 h -17 3/ 2
-10 h -17 3/ 2
-12 h -16 1/ 2

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 7x10^0
3/ 7 0.5 2x10^1
3/ 6 0.6 9x10^0
3/ 5 0.6 1x10^1
3/ 4 0.7 1x10^1
3/ 3 0.8 6x10^0

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期 (NICT)
短期太陽風電子
太陽黒点 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
活動領域 (NASA)
EIT284 (SOHO)
EIT195 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Alaskaカメラ (SALMON)

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これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2010/ 3/ 2 09:16 太陽風の速度が400km/秒に上がっています。黒点群が2つ新しく出現しています。
2010/ 3/ 3 09:15 400km/秒付近の太陽風が続いています。もう少し速度が上がるかもしれません。
2010/ 3/ 4 08:37 太陽風は400km/秒を割って、低速風に戻りつつあります。
2010/ 3/ 5 08:47 1052黒点群が活発化し、C2の小規模フレアを起こしました。
2010/ 3/ 6 10:28 太陽は無黒点になりそうです。420km/秒程度の太陽風が続いています。
最新のニュース

2010/ 3/ 7 08:44 更新
380km/付近の太陽風が続いています。太陽には小さな黒点が発生したようです。

担当 篠原

速度380km/秒前後の太陽風が続いています。
磁場強度も、5nT付近を保っています。
今朝に入り、磁場強度が7nTに少し強まったり、プラズマの密度がやや高まったりしています。
この影響が、この後の速度にも多少現われるかもしれません。

磁気圏は概ね静穏です。
昨日は磁場の南北成分が0nT付近に留まっていたためでしょう。

今朝の磁場の強まりに関係して、南北成分も振れるようになっています。
南向きになることで、小規模のオーロラなどを作るかもしれません。

太陽風は、この後も穏やかな状態が続くでしょう。
低速風に向かうと予想しているのですが、なかなか下がりきりません。


太陽では、いよいよ無黒点かと思われたところで、北半球に小さな2つの点が出現しています。
黒点なのかどうかはっきりしないところもありますが、
磁場の強まりも見えているので、可能性は高そうです。
今後の様子に注目してください。

太陽活動は概ね静穏ですが、
6日16時(世界時6日7時)頃に、B6くらいの小さなフレアが発生しています。
長時間型のフレアで、CME(太陽ガスの放出現象)を起こしています。
発生したのは、EIT195で北半球の真ん中付近に明るく見える領域です。
SOHO LASCO C3を見ると、東側にガスは飛び出したように見えます。
ただ、発生位置は中心付近なので、地球にも向かっているのではないかと思いますが、
もう少し様子を見たいところです。



SOHO EIT195による太陽コロナ。7日8時半(世界時6日23時半)。
(c) SOHO (ESA & NASA)


SOHOによる太陽可視光写真。
(c) SOHO (ESA & NASA)


ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



シベリアで観測された3日間の磁場データ
右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) NICT
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC





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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。