宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
|
当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
|
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
2010/ 3/ 3 09:15 更新 400km/秒付近の太陽風が続いています。もう少し速度が上がるかもしれません。 担当 篠原 太陽風は、昨日から速度380km/秒、磁場強度5nTと、平均的なレベルを保っています。 今朝になって、磁場強度が増減し、速度も430km/秒くらいに上がっていくという変化をしています。 もう少し速度が上がっていくのかもしれません。 大きな変化になることはありませんが、もう少し速い風になるかもしれません。 ここまでの太陽風は穏やかなレベルですが、-5nTほどの南向き磁場が5時間ほど続く時間帯があり、 AE指数で500nTほどの変動が発生しています。 AE指数では、最新(右端)のところでも変化していて、 これは、今朝になって始まっている、太陽風磁場の変動がきっかけになっています。 速度もやや上がっているので、今後の磁場の南向きではオーロラ観望も期待できそうです。 太陽風の変化は、それほど長くは続かないでしょう。 今日いっぱいか、明日くらいで落ち着き、その後は低速の穏やかな状態がしばらく続くでしょう。 掲載の27日周期の図では、前周期はずっと静かな風になっています。 太陽では、上から右下へ順に、1051、1052、1053と 3つの黒点群が見えています。 (中央付近の黒い点は、黒点ではありません) どれも活動は穏やかです。 昨日Bクラスのフレアを起こした、東端の領域は、 今日の写真では白斑として見えています。 黒点はなく、以後は特に活動を起こしていません。 SOHO EIT195による太陽コロナ。3日5時(世界時2日20時)。 (c) SOHO (ESA & NASA) SOHOによる太陽可視光写真。 (c) SOHO (ESA & NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|