宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (09:15)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
3/ 3 --- ---
3/ 2 --- ---
3/ 1 --- ---

黒点  3/ 2 (NOAA)
磁場 フレア
1051 1 α ---
1052 3 β ---
1053 2 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
09:03 429 +2.2
-2 h 414 -2.1
-4 h 388 -2.3
-6 h 378 +4.3
-8 h 371 +2.8
-10 h 372 -2.7
-12 h 372 -6.0

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
08:59 -17 5/ 7
-2 h -17 1/ 3
-4 h -12 5/ 4
-6 h -15 2/ 4
-8 h -20 -8/ 13
-10 h -24 -12/ 10
-12 h -16 0/ 10

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 2x10^0
3/ 3 0.8 6x10^0
3/ 2 0.8 2x10^1
3/ 1 0.8 2x10^1
2/28 0.6 2x10^1
2/27 0.6 2x10^1

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期 (NICT)
短期太陽風電子
太陽黒点 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
活動領域 (NASA)
EIT284 (SOHO)
EIT195 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2010/ 2/26 12:39 300km/秒台後半の穏やかな太陽風が続いています。太陽の活動も静かです。
2010/ 2/27 10:49 太陽風、磁気圏ともに穏やかです。太陽も静かな状態です。
2010/ 2/28 11:48 太陽風は低速で、穏やかです。2月は黒点がずっと出現していたことになりそうです。
2010/ 3/ 1 09:28 太陽風は低速です。これから高速風がやって来る可能性があります。
2010/ 3/ 2 09:16 太陽風の速度が400km/秒に上がっています。黒点群が2つ新しく出現しています。
最新のニュース

2010/ 3/ 3 09:15 更新
400km/秒付近の太陽風が続いています。もう少し速度が上がるかもしれません。

担当 篠原

太陽風は、昨日から速度380km/秒、磁場強度5nTと、平均的なレベルを保っています。

今朝になって、磁場強度が増減し、速度も430km/秒くらいに上がっていくという変化をしています。
もう少し速度が上がっていくのかもしれません。
大きな変化になることはありませんが、もう少し速い風になるかもしれません。

ここまでの太陽風は穏やかなレベルですが、-5nTほどの南向き磁場が5時間ほど続く時間帯があり、
AE指数で500nTほどの変動が発生しています。
AE指数では、最新(右端)のところでも変化していて、
これは、今朝になって始まっている、太陽風磁場の変動がきっかけになっています。
速度もやや上がっているので、今後の磁場の南向きではオーロラ観望も期待できそうです。

太陽風の変化は、それほど長くは続かないでしょう。
今日いっぱいか、明日くらいで落ち着き、その後は低速の穏やかな状態がしばらく続くでしょう。
掲載の27日周期の図では、前周期はずっと静かな風になっています。


太陽では、上から右下へ順に、1051、1052、1053と 3つの黒点群が見えています。
(中央付近の黒い点は、黒点ではありません)
どれも活動は穏やかです。

昨日Bクラスのフレアを起こした、東端の領域は、
今日の写真では白斑として見えています。
黒点はなく、以後は特に活動を起こしていません。



SOHO EIT195による太陽コロナ。3日5時(世界時2日20時)。
(c) SOHO (ESA & NASA)


SOHOによる太陽可視光写真。
(c) SOHO (ESA & NASA)


ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



シベリアで観測された3日間の磁場データ
右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) NICT
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC





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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。