宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (10:49)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
2/27 --- ---
2/26 --- ---
2/25 --- ---

黒点  2/27 (NOAA)
磁場 フレア
1050 3 β ---
1051 3 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
10:36 333 +1.5
-2 h 348 +1.3
-4 h 352 +1.9
-6 h 356 +1.7
-8 h 363 +1.2
-10 h 372 +1.2
-12 h 381 +0.5

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
09:59 -10 1/ 8
-2 h -10 -5/ 2
-4 h -10 -4/ 4
-6 h -11 -1/ 2
-8 h -12 -1/ 2
-10 h -13 -1/ 5
-12 h -13 -6/ 5

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 1x10^1
2/27 0.6 2x10^1
2/26 0.6 4x10^1
2/25 0.6 2x10^1
2/24 0.6 3x10^1
2/23 0.7 3x10^1

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期 (NICT)
短期太陽風電子
太陽黒点 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
活動領域 (NASA)
EIT284 (SOHO)
EIT195 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
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宇宙環境計測グループ
Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2010/ 2/22 09:20 太陽風は穏やかで、磁気圏も静穏です。太陽も静かです。
2010/ 2/23 11:49 太陽風は穏やかですが、磁場が南を向いていて、小規模のオーロラ活動が続いています。
2010/ 2/24 13:57 太陽風はやや低速で、磁気圏は静かです。1050黒点群が出現しました。
2010/ 2/25 10:03 1051黒点群が見えてきました。低速の太陽風が続き、概ね静穏です。
2010/ 2/26 12:39 300km/秒台後半の穏やかな太陽風が続いています。太陽の活動も静かです。
最新のニュース

2010/ 2/27 10:49 更新
太陽風、磁気圏ともに穏やかです。太陽も静かな状態です。

担当 篠原

太陽風の速度は340km/秒へ下がり、一段と穏やかな風になっています。
磁場強度も4nTと平均的な強さで落ち着いています。
南北成分は、弱い北寄りが続いています。
このため磁気圏への影響は小さく、AE指数はほとんど変化していません。

27日周期の図で前周期を見ると、
1月31日くらいから、速度が高まる変化が見られています。
ちょうど今日くらいから、この期間の回帰が始まります。

SOHO EIT195では、中央部の南寄りに見える淡いコロナホールは、
太陽の中心線を過ぎて、西側に回っています。
ここからの影響が、明後日くらいにやって来る可能性があると考えていますが、
前周期のように、もう少し早いタイミングから太陽風に変化が始まるかもしれません。
その点にも注目してみてください。


太陽では、南西(右下)の1050黒点群は消えそうな大きさになっています。
一方、北東(左上)の1051黒点群も、ぽつんとかたまりがひとつあるだけです。
活動はどちらも穏やかで、GOESのX線の強度は引き続き低下の傾向にあります。



SOHO EIT195による、太陽コロナ。27日10時(世界時27日1時)。
(c) SOHO (ESA & NASA)


SOHOによる太陽の可視光写真。1050、1051群が見えています。
(c) SOHO (ESA & NASA)


ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



シベリアで観測された3日間の磁場データ
右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) NICT
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC





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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。