宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (10:03)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
2/25 --- ---
2/24 --- ---
2/23 --- ---

黒点  2/25 (NOAA)
磁場 フレア
1049 2 β ---
1050 5 β ---
1051 3 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
09:45 350 -1.2
-2 h 353 -2.3
-4 h 348 -1.1
-6 h 352 -1.7
-8 h 356 -2.2
-10 h 361 -1.7
-12 h 366 +2.6

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
08:59 -11 -9/ 4
-2 h -10 -7/ 4
-4 h -11 -10/ 4
-6 h -9 -8/ 2
-8 h -8 -8/ 3
-10 h -3 -9/ 4
-12 h -4 -14/ 5

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 1x10^1
2/25 0.5 2x10^1
2/24 0.6 3x10^1
2/23 0.7 3x10^1
2/22 0.7 5x10^1
2/21 0.6 4x10^1

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期 (NICT)
短期太陽風電子
太陽黒点 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
活動領域 (NASA)
EIT284 (SOHO)
EIT195 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2010/ 2/20 11:35 太陽風は450lkm/秒とやや高速です。太陽は穏やかです。
2010/ 2/21 09:56 太陽風は400km/秒台を割りました。磁気圏は静穏です。
2010/ 2/22 09:20 太陽風は穏やかで、磁気圏も静穏です。太陽も静かです。
2010/ 2/23 11:49 太陽風は穏やかですが、磁場が南を向いていて、小規模のオーロラ活動が続いています。
2010/ 2/24 13:57 太陽風はやや低速で、磁気圏は静かです。1050黒点群が出現しました。
最新のニュース

2010/ 2/25 10:03 更新
1051黒点群が見えてきました。低速の太陽風が続き、概ね静穏です。

担当 篠原

やはり、太陽の活動度は上がっている様です。
昨日の1050黒点群の出現に続いて、今日は、東の端から1051黒点群がこちら側に現われました。

1049黒点群が西に傾いた頃は、無黒点に戻るかとも思ったのですが、
すぐに次の領域が現われてきます。
いよいよ2月は、3年ぶりに1カ月を通して黒点が見えた月になりそうです。

黒点はありますが、フレア活動は穏やかです。
Bクラスの小さな変化が見られる程度です。

新しい1051黒点群も、現在は小さな変化が起きているくらいです。
どんな活動領域なのか、しばらく注目してみましょう。


太陽風は、速度が350km/秒付近に下がり、低速風に戻っています。
磁場強度も4nTとやや弱めになっていて、太陽風は穏やかです。

磁場の南北成分は、数時間おきに北や南に振れています。
そのため、小規模ですがオーロラ活動は度々見られているようです。
AE指数には小さな変化が記録されています。


SOHO EIT195では、太陽の中心付近を南北に、
ぼんやりとコロナホールのような薄暗い影が見えています。
27日周期の図で、前周期の2月1-3日あたりに見えていた速度の高い領域が、
このコロナホールらしき場所と対応するのかもしれません。

今日、明日は、穏やかな太陽風が続くと思いますが、
以降、速度の上昇が再び発生する可能性があります。



SOHO EIT195による、太陽コロナ。25日5時(世界時24日20時)。
(c) SOHO (ESA & NASA)


SOHOによる太陽の可視光写真。中心やや南西に1050群、東端に1051群が見えます。
(c) SOHO (ESA & NASA)


ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



シベリアで観測された3日間の磁場データ
右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) NICT
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC





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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。