宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (11:49)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
2/23 --- ---
2/22 --- ---
2/21 --- ---

黒点  2/23 (NOAA)
磁場 フレア
1049 4 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
11:45 366 -1.9
-2 h 360 -2.6
-4 h 356 -2.1
-6 h 356 -4.3
-8 h 370 -1.8
-10 h 370 -0.4
-12 h 365 -1.5

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
10:59 -14 -19/ 5
-2 h -13 -11/ 8
-4 h -11 -11/ 4
-6 h -7 -8/ 7
-8 h -5 -11/ 7
-10 h -4 -11/ 10
-12 h -5 -11/ 10

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 7x10^0
2/23 0.7 3x10^1
2/22 0.7 5x10^1
2/21 0.6 4x10^1
2/20 0.6 5x10^1
2/19 0.6 3x10^1

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期 (NICT)
短期太陽風電子
太陽黒点 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
活動領域 (NASA)
EIT284 (SOHO)
EIT195 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2010/ 2/18 08:06 太陽風の変化は落ち着き、磁気圏も静かになっています。太陽の活動も穏やかです。
2010/ 2/19 09:33 太陽風の磁場がまた強まり、速度もやや上がっています。
2010/ 2/20 11:35 太陽風は450lkm/秒とやや高速です。太陽は穏やかです。
2010/ 2/21 09:56 太陽風は400km/秒台を割りました。磁気圏は静穏です。
2010/ 2/22 09:20 太陽風は穏やかで、磁気圏も静穏です。太陽も静かです。
最新のニュース

2010/ 2/23 11:49 更新
太陽風は穏やかですが、磁場が南を向いていて、小規模のオーロラ活動が続いています。

担当 篠原

太陽風は、磁場強度5〜6nT、速度350〜380km/秒と、
落ち着いた状態で小さく変化をしています。

磁場の南北成分が南寄りの傾向に変わっていて、
小規模ですが磁気圏に影響を及ぼしています。
AE指数を見ると、300nT前後の変動が長い時間観測されています。


太陽風は、この後も概ね低速の状態が続くと思われます。
磁場強度も平均的なレベルなので、このまま南寄りの傾向が続いても、
現状程度の小さなオーロラ活動が続くだけでしょう。
磁場が北寄りに切り替われば、磁気圏は穏やかになります。


太陽は穏やかです。
1049黒点群は静かに西の端に近づいています。
この黒点群が没して、太陽は一旦無黒点になるのか、
その前に新しい黒点群が現われるでしょうか。

今のところ、今月はずっと黒点が見えています。
このまま月末まで黒点が見え続ければ、2007年1月以来3年ぶりです。
(2月なので、2〜3日有利ですが)
黒点のある状態がどこまで続くか、注目してみてください。



SOHO EIT195による、太陽コロナ。23日7時半(世界時22日22時半)。
(c) SOHO (ESA & NASA)


SOHOによる太陽の可視光写真。南西の端近くに1049黒点群があります。
(c) SOHO (ESA & NASA)


ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



シベリアで観測された3日間の磁場データ
右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) NICT
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC





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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。