宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (11:35)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
2/20 --- ---
2/19 --- ---
2/18 --- ---

黒点  2/20 (NOAA)
磁場 フレア
1049 13 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
11:30 440 +3.6
-2 h 447 +3.1
-4 h 456 +3.4
-6 h 473 +2.0
-8 h 474 +3.3
-10 h 490 +2.3
-12 h 480 +1.9

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
10:59 -5 -17/ 5
-2 h -7 -19/ 13
-4 h -10 -8/ 8
-6 h -8 -2/ 6
-8 h -10 3/ 4
-10 h -12 -2/ 11
-12 h -15 -10/ 6

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 3x10^1
2/20 0.5 5x10^1
2/19 0.6 3x10^1
2/18 0.6 3x10^1
2/17 0.7 1x10^1
2/16 0.5 1x10^1

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期 (NICT)
短期太陽風電子
太陽黒点 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
活動領域 (NASA)
EIT284 (SOHO)
EIT195 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2010/ 2/15 10:02 太陽風の磁場が大きく南を向いています。一時的に磁気圏が活動的になりそうです。
2010/ 2/16 08:45 太陽風磁場の強まりは続き、強い南向きのために、磁気圏活動が強まりました。
2010/ 2/17 09:06 太陽風磁場の強まりは続いていますが、影響は弱まっています。
2010/ 2/18 08:06 太陽風の変化は落ち着き、磁気圏も静かになっています。太陽の活動も穏やかです。
2010/ 2/19 09:33 太陽風の磁場がまた強まり、速度もやや上がっています。
最新のニュース

2010/ 2/20 11:35 更新
太陽風は450lkm/秒とやや高速です。太陽は穏やかです。

担当 篠原

太陽風は、速度450〜500km/秒とやや高速の状態が続いています。
今日に入ってやや下がり気味に見えますが、まだ450km/秒のレベルです。
磁場強度も、6〜7nTとやや強めのままです。

磁気圏は概ね静穏です。
これは、磁場の南北成分がほとんどの時間で北を向いていたためでしょう。
ACEの図の中ほどに、一時的に南北に振れている時間帯がありますが、
それに対応してAE指数にも300nTの小さな変化が観測されています。

太陽風の磁場強度と速度が強まっていても、磁場の北寄りが続けば磁気圏は静穏です。
磁場の傾向が南寄りに変われば、オーロラの活動が始まります。

現在の様に太陽風の状態が高まっている間は、
オーロラ観望では、磁場の傾向の変化を期待して待ってみるとよいでしょう。


これから太陽風の状態がどうなるか、なかなか読みにくい状況です。
太陽風の様子では、まだ、現在程度の速度が続きそうに思います。
しかし、SOHO EIT195の太陽コロナにコロナホールは見られないことや、
27日周期の図で前周期はずっと低速風の期間でしたので、
基本的には低速風に戻る傾向にあるでしょう。


太陽は、穏やかな状態が続いています。
1049黒点群だけが見えていますが、規模はやや小さくなっているように見えます。
EIT195では、東端にもっと明るい領域がありますが、黒点はなく、
特にフレアの活動も起こしていないようです。



SOHO EIT195による、太陽コロナ。20日11時半(世界時20日2時半)。
(c) SOHO (ESA & NASA)


SOHOによる太陽の可視光写真。1049黒点群が見えるだけです。
(c) SOHO (ESA & NASA)


ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



シベリアで観測された3日間の磁場データ
右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) NICT
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC





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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。