宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (09:33)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
2/19 --- ---
2/18 --- ---
2/17 --- ---

黒点  2/18 (NOAA)
磁場 フレア
1046 3 α ---
1048 4 α ---
1049 12 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
09:27 451 -0.4
-2 h 432 +4.2
-4 h 447 +2.7
-6 h 449 +0.1
-8 h 449 -1.8
-10 h 442 -2.1
-12 h 422 -3.4

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
08:59 -13 -12/ 4
-2 h -16 -7/ 4
-4 h -20 -1/ 14
-6 h -23 2/ 11
-8 h -25 -10/ 12
-10 h -20 -10/ 15
-12 h -12 -3/ 5

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 2x10^1
2/19 0.6 3x10^1
2/18 0.6 3x10^1
2/17 0.7 1x10^1
2/16 0.5 1x10^1
2/15 0.6 2x10^1

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期 (NICT)
短期太陽風電子
太陽黒点 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
活動領域 (NASA)
EIT284 (SOHO)
EIT195 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2010/ 2/14 10:34 小規模フレアを起こしながら、1048黒点群が上がってきたようです。太陽風は低速が続いています。
2010/ 2/15 10:02 太陽風の磁場が大きく南を向いています。一時的に磁気圏が活動的になりそうです。
2010/ 2/16 08:45 太陽風磁場の強まりは続き、強い南向きのために、磁気圏活動が強まりました。
2010/ 2/17 09:06 太陽風磁場の強まりは続いていますが、影響は弱まっています。
2010/ 2/18 08:06 太陽風の変化は落ち着き、磁気圏も静かになっています。太陽の活動も穏やかです。
最新のニュース

2010/ 2/19 09:33 更新
太陽風の磁場がまた強まり、速度もやや上がっています。

担当 篠原

太陽風の磁場強度の高まりが、なかなか終わりません。
昨日からは、また新しい変化が始まったようで、
磁場強度は再び10nT近くに強まっています。
太陽風の速度も450km/秒とやや高速の状態に上がっています。

ここしばらく太陽の活動が続いていたので、太陽風の変動も連続的になっていて、
どれがどの変化によるのか、分からなくなっています。
しかし、太陽が静かになり、これらの変化もそろそろ終わるでしょう。
もうしばらく現在の太陽風の変化を見続けてください。


磁場強度が強まっていることで、オーロラ活動も強まりやすい状況になっています。
南北成分が南を向くだけで、-5nTくらいの変化がすぐに発生するのです。
AE指数では、300〜500nTの小規模の変化が2回ほど見えています。
速度があまり高くないため、規模は大きくなりませんが、観望にはチャンスです。


太陽の活動は、落ち着いたままです。
黒点は、中央部の1049黒点群が見えるだけで、1046、1048群は分からなくなっています。
X線のグラフも、フレアの変化がなくなって、ほとんど直線になっています。

南半球では、東端から活動的な領域が上がってきましたが、
現在の可視光写真では、白斑が見られるだけです。

STEREO Behindを参考にしても、これからすぐに回ってくる活動領域などはありません。



SOHO EIT195による、太陽コロナ。19日2時半(世界時18日17時半)。
(c) SOHO (ESA & NASA)


SOHOによる太陽の可視光写真。1049黒点群が見えるだけです。
(c) SOHO (ESA & NASA)


ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



シベリアで観測された3日間の磁場データ
右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) NICT
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC





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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。