宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
|
当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
|
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
2010/ 2/18 08:06 更新 太陽風の変化は落ち着き、磁気圏も静かになっています。太陽の活動も穏やかです。 担当 篠原 太陽風の変化は、だいたい落ち着いた様です。 磁場強度は、まだ多少強めですが、7nT付近で安定しています。 南北成分も、南に偏るという傾向がなくなり、0nTを前後する様になっています。 速度は、340km/秒から380km/秒と少し上昇していますが、 平均レベルを下回るあたりでの変化です。 南向き磁場が終わるとともに、磁気圏も静かになっています。 AE指数は、初めに中規模の変化が見えていますが、以降はすっかり静穏です。 ここ数日にぎやかだった北極のオーロラの輝きも、一旦終息です。 太陽からの突発的な変動もなくなり、太陽風はしばらく穏やかな状態が続きそうです。 その太陽では、中央付近の南寄りに1049黒点群が発生しました。 SOHO EIT195で明るさを増していた領域です。 掲載の写真でも、5つくらい黒点が見えています。 北半球の1046群、1048群はどちらもかなりかすかになっていますが、まだ見えています。 太陽のフレア活動はすっかりおとなしくなって、 この1日間も、小さなBクラスのフレアが2つほど発生しただけです。 STEREO Behindで東端の向こう側をのぞいても、特に活動的な領域は見られません。 太陽はしばらく静かになりそうです。 SOHO EIT195による、太陽コロナ。18日7時半(世界時17日22時半)。 (c) SOHO (ESA & NASA) SOHOによる太陽の可視光写真。1049黒点群が新しく発生しています。 (c) SOHO (ESA & NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SWPC GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|