宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (08:58)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
1/28 --- ---
1/27 --- ---
1/26 --- ---

黒点  1/27 (NOAA)
磁場 フレア
1041 7 β ---
1042 1 α ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
08:51 337 +1.8
-2 h 333 -0.9
-4 h 335 -3.6
-6 h 338 +0.0
-8 h 348 +1.5
-10 h - -
-12 h - -

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
07:59 -3 -6/ 3
-2 h -3 -4/ 3
-4 h -1 -5/ 2
-6 h 0 -5/ 3
-8 h -1 -5/ 6
-10 h -3 1/ 7
-12 h -3 -7/ 4

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 4x10^1
1/28 0.5 6x10^1
1/27 0.6 7x10^1
1/26 0.6 8x10^1
1/25 0.6 3x10^1
1/24 0.5 3x10^1

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期 (NICT)
短期太陽風電子
太陽黒点 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
活動領域 (NASA)
EIT284 (SOHO)
EIT195 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
宇宙天気用語集
宇宙天気日報
宇宙天気臨時情報
NICT宇宙天気情報センター
宇宙環境計測グループ
Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2010/ 1/23 12:08 1042黒点群が出現しました。太陽風は速度が下がり、低速風に変わりつつあります。
2010/ 1/24 10:20 太陽風は低速風になりました(340km/秒)。太陽の活動も落ち着いています。
2010/ 1/25 14:06 太陽風は低速ですが、磁場が南寄りのため小規模のオーロラ活動が発生しています。
2010/ 1/26 11:16 太陽の活動は穏やかです。太陽風は低速ですが、小規模のオーロラ活動が発生しています。
2010/ 1/27 08:36 太陽風は低速で、磁気圏も静穏です。1041黒点群は縮小しています。
最新のニュース

2010/ 1/28 08:58 更新
太陽風の速度は330km/秒に下がり、一段と低速になっています。

担当 篠原

1041黒点群が、また少し小さくなったように見えます。
X線の変化も無く、太陽は穏やかです。

STEREO Bihindで太陽の東側を見渡すと、こちら側に目立った活動領域は見られません。
太陽は、しばらく静かな状態が続きそうです。


太陽風は、速度が下がってきました。
昨日は360km/秒でしたが、それから1日経って330km/秒になっています。
しっかりと低速風になってきました。

一方、太陽風磁場の強度は4〜6nTの間を保っています。
南北成分は、0nT付近にあり、地球への影響は小さくなっています。
このため、AE指数はほとんど変化していません。

太陽風も、当分は低速風が続くでしょう。
次のコロナホールは、まだ、
STEREO Bihindの写真で、東の端にやっと見えるくらいの位置にあります。



SOHO EIT195による太陽コロナ。28日2時(世界時27日17時半)。
(c) SOHO (ESA & NASA)


SOHOによる太陽可視光写真。1041黒点群が見えます。
(c) SOHO (ESA & NASA)


GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



シベリアで観測された3日間の磁場データ
右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) NICT
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC





この情報ページについて、コメント、要望などがありましたら、
篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。