宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (08:49)
今日、C5.0の小規模フレアが発生しました。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
1/19 05:15 C5.0
1/18 07:12 C2.1
1/17 --- ---

黒点  1/18 (NOAA)
磁場 フレア
1040 6 β C2

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
08:31 345 +4.8
-2 h 338 -1.4
-4 h 329 +0.1
-6 h 325 -1.2
-8 h 328 -2.5
-10 h 330 -1.9
-12 h 334 +1.5

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
07:59 0 4/ 4
-2 h -2 3/ 2
-4 h -3 5/ 6
-6 h -4 -5/ 8
-8 h -2 -6/ 5
-10 h 3 1/ 8
-12 h 1 3/ 5

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 2x10^0
1/19 0.5 1x10^1
1/18 0.7 2x10^1
1/17 0.8 1x10^1
1/16 0.7 1x10^1
1/15 0.7 1x10^1

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期 (NICT)
短期太陽風電子
太陽黒点 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
活動領域 (NASA)
EIT284 (SOHO)
EIT195 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2010/ 1/14 11:06 太陽風は500km/秒台を回復しています。小規模のオーロラ活動も見られました。
2010/ 1/15 08:35 太陽風の速度はゆっくりと下がり、450km/秒となっています。
2010/ 1/16 11:40 太陽風は400km/秒付近で穏やかです。C1の小規模フレアが発生しました。
2010/ 1/17 10:46 1040黒点群は縮小しています。太陽風は、360km/秒と低速風になりました。
2010/ 1/18 14:36 1040黒点群が没しつつあります。太陽風は低速で、穏やかです。
最新のニュース

2010/ 1/19 08:49 更新
太陽風は低速です。これから高速風がやって来る可能性があります。

担当 篠原

1040黒点群が西の端に消えていきました。
今日の太陽は無黒点です。

今朝、19日5時(世界時18日20時)に、C4.9の小規模フレアが発生しました。
発生箇所は、SOHOやSTEREOの様子を見ているのですがはっきりしません。
SOHOの南東端(左下)に少し顔を出している、新しい領域かもしれません。
STEREO Behindの動画を見ていると、この領域は細かい活動を続けていて、
今後太陽のこちら側に来た時に注意が必要です。


太陽風は、今朝になって磁場強度が3nTから6nTほどに若干上昇しています。
この程度ではまだはっきりしませんが、
この後も増加が続くようだと、高速風が近づいている可能性があります。
現在の太陽風の速度は、340km/秒前後と低速です。

ACEの図では、磁場の南北成分(赤線)が弱いながらも南向き(マイナス)になった時間帯があり、
その影響で、AE指数に200〜300nTほどの小さな変動が観測されています。


これからコロナホールの影響が始まるのかどうか、
ACEのデータに注目してください。
また、オーロラの活動が強まることも期待できます。



SOHO EIT195による太陽コロナ。19日8時(世界時18日23時)。
(c) SOHO (ESA & NASA)


SOHOによる、太陽可視光写真。1040黒点群は見えなくなりました。
(c) SOHO (ESA & NASA)


GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) NICT
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC





この情報ページについて、コメント、要望などがありましたら、
篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。