宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (10:46)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
1/17 --- ---
1/16 --- ---
1/15 --- ---

黒点  1/17 (NOAA)
磁場 フレア
1040 14 β C1

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
09:56 360 -1.2
-2 h 357 +0.5
-4 h 362 +0.9
-6 h 369 -0.1
-8 h 369 +2.0
-10 h 380 -0.2
-12 h 386 -0.4

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
09:59 -6 7/ 2
-2 h -7 6/ 4
-4 h -8 4/ 3
-6 h -8 4/ 2
-8 h -10 2/ 3
-10 h -11 1/ 4
-12 h -10 2/ 3

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 3x10^0
1/17 0.8 1x10^1
1/16 0.7 1x10^1
1/15 0.7 1x10^1
1/14 0.6 7x10^0
1/13 0.6 6x10^0

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期 (NICT)
短期太陽風電子
太陽黒点 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
活動領域 (NASA)
EIT284 (SOHO)
EIT195 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
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宇宙環境計測グループ
Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2010/ 1/12 08:37 500km/秒の高速太陽風がやってきました。オーロラ活動も発生しています。
2010/ 1/13 10:06 太陽風の速度は、420km/秒に下がっています。太陽でC1の小規模フレアが発生しました。
2010/ 1/14 11:06 太陽風は500km/秒台を回復しています。小規模のオーロラ活動も見られました。
2010/ 1/15 08:35 太陽風の速度はゆっくりと下がり、450km/秒となっています。
2010/ 1/16 11:40 太陽風は400km/秒付近で穏やかです。C1の小規模フレアが発生しました。
最新のニュース

2010/ 1/17 10:46 更新
1040黒点群は縮小しています。太陽風は、360km/秒と低速風になりました。

担当 篠原

1040黒点群の黒点が小さくなっています。
昨日の写真では、東西に連なるように見えていた黒点たちが消失し、
現在は、西側の大きなかたまりと、小さな黒点が散在する程度になっています。

X線のグラフも、小さな変化が見られる程度で、
1040黒点群は弱まりつつ西の端に没していきそうです。


太陽風は、昨夜のうちに速度が400km/秒台を割り、
現在は360km/秒となっています。

一旦、低速太陽風になり、
この後、明後日くらいからコロナホールによる速度の上昇がやって来るかもしれません。
SOHO EIT195では、コロナホールは太陽の中央線を過ぎ、西側へ移っています。
どの程度の影響がやって来るのか、ACEのデータに注目してください。
ただし、南北に細長い形をしているので、影響は比較的短期間で終わるでしょう。

現在の磁気圏はとても静かです。
オーロラの活動度を示すAE指数は、ほとんど変化していません。
次の太陽風の乱れが来るまで、このまま静穏状態が続くでしょう。



SOHO EIT195による太陽コロナ。17日9時半(世界時17日0時半)。
(c) SOHO (ESA & NASA)


SOHOによる太陽の可視光写真。1040黒点群は小さくなりました。
(c) SOHO (ESA & NASA)


GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



シベリアで観測された3日間の磁場データ
右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) NICT
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC





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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。