宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (11:40)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
1/16 --- ---
1/15 --- ---
1/14 --- ---

黒点  1/16 (NOAA)
磁場 フレア
1040 16 β C1

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
10:57 427 +0.3
-2 h 423 +2.6
-4 h 424 -0.2
-6 h 406 -0.9
-8 h 396 -1.1
-10 h 407 +3.9
-12 h 394 +1.9

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
10:59 -8 19/ 14
-2 h -9 5/ 5
-4 h -10 5/ 10
-6 h -10 0/ 5
-8 h -7 6/ 4
-10 h -7 4/ 6
-12 h -9 7/ 5

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 2x10^0
1/16 0.7 1x10^1
1/15 0.7 1x10^1
1/14 0.6 7x10^0
1/13 0.6 6x10^0
1/12 0.7 5x10^0

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期 (NICT)
短期太陽風電子
太陽黒点 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
活動領域 (NASA)
EIT284 (SOHO)
EIT195 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2010/ 1/11 11:39 1040黒点群の黒点が増えています。太陽風は低速です。
2010/ 1/12 08:37 500km/秒の高速太陽風がやってきました。オーロラ活動も発生しています。
2010/ 1/13 10:06 太陽風の速度は、420km/秒に下がっています。太陽でC1の小規模フレアが発生しました。
2010/ 1/14 11:06 太陽風は500km/秒台を回復しています。小規模のオーロラ活動も見られました。
2010/ 1/15 08:35 太陽風の速度はゆっくりと下がり、450km/秒となっています。
最新のニュース

2010/ 1/16 11:40 更新
太陽風は400km/秒付近で穏やかです。C1の小規模フレアが発生しました。

担当 篠原

太陽風は、400〜420km/秒と平均的な速度を保っています。
ACEの図では、速度が一旦下がって、その後やや戻るような変化が見られ、
同時に、磁場が細かく変動する様子が見られます。
27周期の図のセクターのグラフを参考にすると、セクター境界がやって来たためと思われます。

この後も、穏やかな太陽風が続くでしょう。
やがて速度は300km/秒台に下がると思われます。

次の擾乱要因は、SOHO EIT195で、太陽の北半球側中心に見えるコロナホールです。
ちょうど真正面に見えているので、3日後くらいには影響が始まっているでしょう。
前周期の太陽風には目立った影響は見られなかったのですが、今回はどうなるでしょうか。


太陽では、1040黒点群が大きな姿を見せています。
15日17時(世界時15日8時)に、C1.3の小規模フレアを起こしました。
特に活発化した様子はありませんが、この後も、小中規模のフレアの発生は考えられます。



SOHO EIT195による太陽コロナ。16日9時半(世界時16日0時半)。
(c) SOHO (ESA & NASA)


SOHOによる太陽の可視光写真。1040黒点群は西の端に近づいています。
(c) SOHO (ESA & NASA)


ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



シベリアで観測された3日間の磁場データ
右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) NICT
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC





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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。