宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (10:06)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
1/13 --- ---
1/12 --- ---
1/11 --- ---

黒点  1/13 (NOAA)
磁場 フレア
1040 25 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
10:11 432 +2.1
-2 h 427 -2.9
-4 h 430 +0.1
-6 h 431 +0.1
-8 h 453 +0.3
-10 h 452 +0.6
-12 h 465 +1.7

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
09:59 -11 3/ 5
-2 h -8 4/ 2
-4 h -9 2/ 2
-6 h -9 1/ 3
-8 h -9 0/ 4
-10 h -9 -1/ 4
-12 h -10 2/ 3

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 1x10^0
1/13 0.6 5x10^0
1/12 0.7 5x10^0
1/11 0.6 7x10^0
1/10 0.7 6x10^0
1/ 9 0.7 6x10^0

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期 (NICT)
短期太陽風電子
太陽黒点 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
活動領域 (NASA)
EIT284 (SOHO)
EIT195 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2010/ 1/ 8 08:37 1040黒点群が出現しました。フレア活動は特に見られません。太陽風は280km/秒と低速です。
2010/ 1/ 9 07:27 300km/秒前後の穏やかな太陽風が続いています。1040黒点群が見えますが、太陽も静穏です。
2010/ 1/10 11:45 1040黒点群でC1の小規模フレアが発生しました。太陽風はとても低速です。
2010/ 1/11 11:39 1040黒点群の黒点が増えています。太陽風は低速です。
2010/ 1/12 08:37 500km/秒の高速太陽風がやってきました。オーロラ活動も発生しています。
最新のニュース

2010/ 1/13 10:06 更新
太陽風の速度は、420km/秒に下がっています。太陽でC1の小規模フレアが発生しました。

担当 篠原

太陽風の速度は、420km/秒と平均的なレベルに下がっています。
太陽風は、昨日のニュースの後も半日ほど速度を保っていましたが、
昨夜以降はゆっくりと低下しています。

磁場強度を見ると、最新のところで再び5nTを超える程度に強まっています。
これに続いて、速度の変動がいくらか見られるかもしれません。
ただし、コロナホールは、だいぶ西のほうに移動しています。
もう、強い影響はやってこないでしょう。


昨日以降、磁気圏のオーロラ活動は静穏でした。
速度は上がったものの、磁場の南北成分が北寄りに推移したため、
地球への影響は小さくなってしまったようです。

速度は400km/秒台を保っていますが、
この後も磁場が南寄りに変わらなければ、オーロラ活動は静かな状態が続くことになります。


太陽では、12日22時(世界時12日13時)に、C1.1の小規模フレアが発生しました。
1040黒点群は、まだ大きな姿を見せていて、
引き続き中小規模のフレアを起こす可能性があります。

15日(金)の部分日食も近づいてきました。
この様子では、当日もこの大きな姿が見られるかもしれません。



SOHO EIT195による太陽コロナ。13日9時半(世界時13日0時半)。
(c) SOHO (ESA & NASA)


SOHOによる、太陽可視光写真。1040黒点群が見えています。
(c) SOHO (ESA & NASA)


ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



シベリアで観測された3日間の磁場データ
右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) NICT
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC





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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。