宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2010/ 1/ 9 07:27 更新 300km/秒前後の穏やかな太陽風が続いています。1040黒点群が見えますが、太陽も静穏です。 担当 篠原 低速の穏やかな太陽風が続いています。 速度(ACEの図の黄色線)は、280〜320km/秒の範囲でゆっくりと変化しています。 磁場強度(白線)も、3〜4nTとやや弱まったままです。 このため、磁気圏も静穏です。 オーロラの活動を測るAE指数は、ほとんど変化していません。 図の中ほどに小さな変化がひとつ見えますが、 ACEを見ると、この頃に磁場の南北成分(赤線)が南向き(マイナスの向き)になっていたためです。 ただし、磁場の振れ幅は小さく、速度も遅いため、地球に与える影響も小さかったのです。 SOHO EIT195を見ると、コロナホールの暗い影が、太陽の中心線に達しつつあります。 今日いっぱいで届きそうです。 コロナホールが中心線に来ると、コロナホールから吹き出す速度の高い太陽風が、 地球に向かってまっすぐ飛び出してきます。 高速風は、地球まで3〜4日ほどかけてやって来るので、 12、13日頃に太陽風の変動が始まりそうです。 27日周期の図では、前周期は12月16日くらいから速度が上がり、 高速風というほどではありませんでしたが、 18日を中心に2日間ほど400km/秒台の太陽風がやってきました。 コロナホールは、前周期よりも現在の方がはっきりと見えるようになっています。 太陽風の変化も、いくらか強まるかもしれません。 速度変化の始まりは、磁場強度が強まって、オーロラが活発化しやすくなります。 こちらにも注目してください。 太陽は、X線に目立った変化はなく、穏やかです。 1040黒点群は、とても小さな点がひとつふたつ見える程度です。 SOHO EIT195による太陽コロナ。9日7時(世界時8日22時)。 (c) SOHO (ESA & NASA) SOHOによる太陽の可視光写真。1040黒点群が小さく見えています。 (c) SOHO (ESA & NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SWPC GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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