宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2010/ 1/ 5 10:35 更新 1039黒点群の活動は落ち着いて来たようです。太陽風は低速です。12月の黒点状況です。 担当 篠原 12月の黒点数が、SIDCより発表されました。 これによると、12月に黒点が見られなかったのは、10日だけだったとのことです。 無黒点日数の表とグラフを掲載します。
10日台前半にまで下がったのは、2年ぶりのことです。 グラフは、11月、12月と一気に減少しています。 黒点出現緯度のグラフも、11月以降、黒点群の数が一気に増しています。 12月後半からは、フレアも毎日のように発生していて、 いつの間にか、C1〜2程度では驚かなくなってしまいました。 今後の推移を見る必要がありますが、変化とはこういうものなのかもしれません。 そもそも、この無黒点日数の表も、 2年程度で終わる積もりだったのですが、いつの間にか3年を超えてしまい、 いつまで掲載を続けなければならないのだろうかと心配していたのですが、 この様子だと、今年中に終わることができるかもしれません。 引き続き、極小からの立ち上がりの経過を見守っていきましょう。 さて、その太陽ですが、1039黒点群は西に傾き、もうすぐ没していきます。 昨日は、4日12時半(世界時4日3時半)に、C1.3の小規模フレアを起こしましたが (とても短時間の変化だったようで、掲載のX線グラフではCクラスまで変化が達していません)、 以降、目立った変化は発生していません。 1039群の活動は一段落したのかもしれません。 SOHOのEITの更新が止まっているので、STEREO BehindのEUVI195を掲載します。 地球よりも、5日分先の太陽を見ています。 これによると、北半球の東側に活動的な領域がまとまって光っています。 地球からだと、先頭がちょうど見えてくるころではないかと思います。 動画の様子では、現在の活動度は高くなさそうです。 また、この写真では、北半球の中央にコロナホールが見えます。 5日後に地球でこのように見えるとすると、 1週間後くらいに高速の太陽風がやって来るかもしれません。 現在の太陽風は、速度は300km/秒を上下しています。 磁場強度は、また7nTくらいにやや強まり、今朝から2nTほどに弱まっています。 若干磁場が南寄りになり、小さなオーロラ活動を作っています。 AE指数には、300nTほどの変化が見えています。 今後も、太陽風の速度は遅い状態が続くでしょう。 ここ2日ほどのように、磁場が南を向けば、小規模のオーロラ活動は期待できます。 2006年7月以降の、月ごとの無黒点日数の変化。 (c) 作図 : 宇宙天気ニュース、データ : SIDC 2008年1月以降に出現した太陽黒点の緯度の変化。 (c) 作図 : 宇宙天気ニュース、データ : NOAA SOHOによる太陽の可視光写真。1039黒点群は西に没しつつあります。 (c) SOHO (ESA & NASA) STEREO behind衛星による太陽コロナ。地球から5日分ほど先の太陽を見ています。 (c) NASA GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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