宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2010/ 1/ 1 11:05 更新 280km/秒の低速太陽風が続いています。オーロラ活動も低調です。 担当 篠原 明けましておめでとうございます。 本年も宇宙天気ニュースをよろしくお願いいたします。 静かな年明けを迎えています。 太陽風は、280km/秒とかなり低い速度で安定しています。 掲載のACEの図では、中ほどに速度の上昇が見られますが、 数値としては、270km/秒から300km/秒に上がっただけの小幅の変化です。 磁場強度も3nTと弱めの値で安定しており、 年始はこのまま低速の太陽風が続くのかもしれません。 磁気圏のオーロラ活動も概ね静穏です。 AE指数では、100〜200nTのとても小さな変化が見えていますが、 これは、太陽風磁場が、-2nTと弱いながらも南向きになっていたためでしょう。 この様な小さな変化が目立つということは、それだけ静かだとも言えます。 このまま低速の太陽風が続けば、オーロラ活動も低調なままでしょう。 27日前の12月5日には(27日周期の図参照)、 太陽風の速度の小さな高まりがやってきて、400km/秒くらいまで上がりました。 この後、この変化が回帰してくるのか、このまま低速風が続くのか、 コロナホールの様子では低速風が続きそうですが、どうなるでしょうか。 太陽では、1039黒点群が昨日と同程度の大きさで見えています。 X線のグラフを見ると、特に目立った変化はなく、レベルも下がりつつあります。 1039黒点群の活動が活発化することはなさそうです。 2010年は静かな立ち上がりとなりました。 これから1年間、宇宙天気の移り変わりをじっくりと見ていきましょう。 SOHO EIT195による太陽コロナ。1日7時(世界時31日22時)。日本の初日の出の頃の太陽です。 (c) SOHO (ESA & NASA) SOHOによる太陽の可視光写真。1039黒点群が見えています。 (c) SOHO (ESA & NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SWPC GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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