宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (08:34)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
12/25 --- ---
12/24 --- ---
12/23 19:10 C6.5
05:12 C1.3

黒点 12/24 (NOAA)
磁場 フレア
1036 2 β C6
1038 1 α ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
08:30 369 -0.1
-2 h 365 +0.6
-4 h 371 +0.7
-6 h 370 -0.0
-8 h 380 -0.1
-10 h 400 +0.4
-12 h 415 -0.4

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
07:59 -4 -5/ 5
-2 h -4 -2/ 3
-4 h -5 -7/ 3
-6 h -5 -5/ 4
-8 h -4 -8/ 4
-10 h -4 -6/ 4
-12 h -3 -6/ 4

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 1x10^0
12/25 0.4 4x10^0
12/24 0.6 5x10^0
12/23 0.7 6x10^0
12/22 0.6 6x10^0
12/21 0.5 6x10^0

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期 (NICT)
短期太陽風電子
太陽黒点 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
活動領域 (NASA)
EIT284 (SOHO)
EIT195 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2009/12/20 08:43 CMEの到来はまだです。太陽では、1036、1037黒点群が出現したそうです。
2009/12/21 13:03 太陽に1038黒点群が出現したそうです。太陽風は低速で、CMEの影響はなかった様です。
2009/12/22 08:04 C2.5の小規模フレアが発生しました。太陽風は穏やかで、磁気圏も静かです。
2009/12/23 08:58 1036黒点群はCクラスの小規模フレアを4回ほど起こしました。太陽風は穏やかです。
2009/12/24 08:50 1036黒点群でC6のフレアが発生しました。太陽風は低速で、磁気圏も静穏です。
最新のニュース

2009/12/25 08:34 更新
太陽は2週間ぶりに無黒点に戻ったようです。太陽風は低速で穏やかです。

担当 篠原

10日近く続いた太陽の活動も、ここで一段落かもしれません。
1036、1038黒点群が西の端に去り、今日の太陽は無黒点となっているようです。
SOHO EIT195の東の端で明るく光っている領域も、可視光写真では白斑が見えるだけです。

12月10日に1034黒点群が現れて以来、
1035、36、37、38黒点群と、太陽にはずっと黒点が見えていたので、
無黒点になるのは2週間ぶりです。

X線の強度は次第に弱まり、変動のない落ち着いたグラフになっています。


太陽風は、昨日の午後、24日14時(世界時24日5時)頃に、急に440km/秒くらいまで速度が上昇し、
半日ほど高まっていました。
昨夜のうちに360km/秒ほどに下がり、現在は低速の状態で安定しています。

オーロラ活動は特に強まらず、磁気圏も概ね静穏です。

太陽風は、このまま年末にかけて穏やかな状態が続くと思われます。
SOHO EIT195の太陽コロナ写真には、コロナホールなどは見られず、
27日周期の図の前周期の太陽風は、ずっと低速です。



SOHO EIT195による太陽コロナ。25日8時(世界時24日23時)。
(c) SOHO (ESA & NASA)


SOHOによる太陽の可視光写真。1036、1038黒点群は見えなくなりました。
(c) SOHO (ESA & NASA)


GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



シベリアで観測された3日間の磁場データ
右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) NICT
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC





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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。