宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (08:43)
昨日、C7.7の小規模フレアが発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
12/20 --- ---
12/19 09:09 C3.0
03:46 C7.7
12/18 --- ---

黒点 12/19 (NOAA)
磁場 フレア
1035 10 β C8

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
08:21 379 -0.2
-2 h 390 +0.2
-4 h 395 +0.2
-6 h 396 +1.3
-8 h 404 +0.6
-10 h 421 +0.6
-12 h 431 +1.3

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
07:59 -13 0/ 5
-2 h -13 2/ 2
-4 h -12 3/ 3
-6 h -12 4/ 3
-8 h -12 2/ 5
-10 h -12 7/ 4
-12 h -12 6/ 6

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 1x10^0
12/20 0.5 7x10^0
12/19 1.0 7x10^0
12/18 0.8 9x10^0
12/17 0.7 7x10^0
12/16 0.5 6x10^0

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期 (NICT)
短期太陽風電子
太陽黒点 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
活動領域 (NASA)
EIT284 (SOHO)
EIT195 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2009/12/15 08:37 太陽風磁場の大きな変動が続いています。1035黒点群が大きくなっています。
2009/12/16 13:33 1035群で、C5の小規模フレアが発生しました。低速の太陽風が続いています。
2009/12/17 09:33 1035黒点群は、小規模フレアを3回起こしています。CMEも発生しています。
2009/12/18 08:43 1035黒点群は大きな姿を見せています。フレア活動は落ち着いています。
2009/12/19 10:19 Cクラスの小規模フレアが2回発生しています。CMEによる太陽風の乱れが近づいています。
最新のニュース

2009/12/20 08:43 更新
CMEの到来はまだです。太陽では、1036、1037黒点群が出現したそうです。

担当 篠原

CMEによる太陽風の変化は、まだやって来ていません。
太陽風は、速度が420km/秒から380km/秒へゆっくりと低下し、
磁場強度も4nTとやや弱まった状態で安定しています。

CMEの発生位置から考えて、到来は間違いないと思いますが、
フレアの規模が小さかったことから、噴出した速度は比較的遅かったのではないかと思います。
そうすると、地球まで4日くらいかかるとすると、今日あたりの到着となるのかもしれません。
到来が遅れるほど、速度の上昇は小さいとも言えるため、
オーロラ活動など磁気圏への影響も小さくなってきます。

引き続き、ACEのデータに注目して下さい。


太陽では、1036、1037と2つの黒点群が一気に出現したそうです。
SOHOの写真が昨日のお昼くらいから更新されていないため、
写真で確認することはできないのですが、
南半球のやや西側(右側)に、1036群、
北半球の東側(左側)半分ほどに、1037群となっています。
1036群は、EIT195でもまだ見えていません。
1037群は、EIT195で東端付近に明るく見えている場所ではないかと思います。

3黒点群が同時に現れている様子を、早く見たいものです。

もうしばらくすると、ぐんま天文台の太陽画像で見つけることができるかもしれません
(記事の時点では、まだ更新が始まっていませんでした)。

1035黒点群は、いよいよ活動度が下がって来た様です。
昨日は、Bクラスの変化が見られた程度です。
X線の強度自体も低下の傾向が続いています。




SOHO EIT195による太陽コロナ。19日13時(世界時19日4時)。
(c) SOHO (ESA & NASA)


SOHOによる太陽の可視光写真。昨日の朝の写真です。
(c) SOHO (ESA & NASA)


ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



シベリアで観測された3日間の磁場データ
右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) NICT
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC





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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。