宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2009/11/27 08:40 更新 太陽風は低速風に変わりましたが、南向き磁場の影響で磁気圏活動が活発化しました。 担当 篠原 太陽風の速度は、420km/秒から370km/秒へ下がり、低速状態に戻っています。 一方、2nTくらいに弱まっていた磁場強度は、5nTと平均的な強さに上がりました。 変化の幅としてはたいしたものではないのですが、 磁場の南北成分が完全に南向きになっていて、 -3〜-5nTくらいの南向きが半日ほど続きました。 このため、地球ではオーロラ活動が活発になり、 AE指数で300nTくらいから、強いものでは800nTの 中規模の磁気変動が連続的に発生しています。 昨夜は、極域ではきれいなオーロラが見られたのではないでしょうか。 少し時間がかかりすぎているようにも思いますが、 この磁場のまとまった変化は、21日に発生したCMEが地球に届いたためかもしれません。 今後の太陽風は、当分の間、低速の穏やかな状態が続くでしょう。 SOHO EIT195では、太陽コロナはのっぺりとしていて、コロナホールなどは見られません。 太陽は無黒点です。 1033群のあった場所に、白斑が見えているだけです。 STEREOで見ても、他に活動的な領域は見られず、しばらく無黒点の状態が続くかもしれません。 余計な話題ですが、昨夜はアンビリーバボーというテレビ番組で、 2012年太陽活動極大による地球滅亡説を流していて驚きました。 2006年のNASAのレポートを基礎情報に、巨大フレアに巨大磁気嵐の恐れありと煽っていましたが、 なんで今ごろ?と思わせるような古い話題を持ち出してきたのには驚きました。 番組の後半になって最新情報が流されて、見ているこちらは安心しましたが、 軽い気持ちで見ている人には、2012年は太陽が怖いんだという印象だけが残っていないでしょうか。 SOHO EIT195による太陽コロナ。27日8時半(世界時26日23時半)。 (c) SOHO (ESA & NASA) SOHOによる太陽可視光写真。今日の太陽は無黒点です。 (c) SOHO (ESA & NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SWPC GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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