宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:59)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
11/21 --- ---
11/20 --- ---
11/19 --- ---

黒点 11/21 (NOAA)
磁場 フレア
1032 2 β ---
1033 9 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:34 403 -2.0
-2 h 408 -1.4
-4 h 425 -6.4
-6 h 426 +1.6
-8 h 424 +3.3
-10 h 405 +0.2
-12 h 404 -0.1

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
11:59 -20 6/ 7
-2 h -20 10/ 12
-4 h -9 11/ 2
-6 h -8 10/ 4
-8 h -8 10/ 10
-10 h -8 2/ 7
-12 h -6 3/ 5

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 2x10^0
11/21 0.5 1x10^1
11/20 0.7 1x10^1
11/19 0.5 1x10^1
11/18 0.5 1x10^1
11/17 0.6 1x10^1

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期 (NICT)
短期太陽風電子
太陽黒点 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
活動領域 (NASA)
EIT284 (SOHO)
EIT195 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
宇宙天気用語集
宇宙天気日報
宇宙天気臨時情報
NICT宇宙天気情報センター
宇宙環境計測グループ
Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2009/11/16 08:36 南向き磁場は更に半日ほど続き、オーロラもある程度活動的だった様です。昨日の黒点に1031群と番号がつきました。
2009/11/17 11:09 速度300km/秒の遅い太陽風になっています。磁気圏も静穏です。
2009/11/18 08:39 太陽に活動的な領域がいくつも見えています。太陽風は低速で、磁気圏はとても静かです。
2009/11/19 09:22 太陽に2つの黒点群が出現しました。フレア活動は特に起きていません。低速の太陽風が続いています。
2009/11/20 08:32 300km/秒台前半の低速風が続いています。今後、コロナホールの影響が到来しそうです。
最新のニュース

2009/11/21 12:59 更新
太陽風の速度は、400km/秒台前半に上昇しました。磁気圏は比較的静穏です。

担当 篠原

昨夜から、太陽風の速度は400km/秒台に上がり、
コロナホールの影響と思われる緩やかな高まりを迎えています。

磁場強度も、速度上昇とともに、一時的に10nTにまで強まりました。
現在は、既に5nTへ下がっています。
このため、速度の上昇もこの辺りが最高速度の可能性があります。
最も高まったところで430km/秒と、今回も高速風と呼べる規模の変化ではありませんでした。

磁気圏でもそれほどの活動は発生していません。
AE指数では、最後のところに400nTの小規模変動が1つ観測されている程度です。


太陽風の変化は、今周期も前周期と同程度の規模に留まる様です。

SOHO EIT195を見ると、今度は南半球側にコロナホールが見えています。
前周期と同じ様な姿をしています。
この領域は、前周期の太陽風には目立った影響はありませんでした。
今回も同様ではないかと予想されますが、3-4日後くらいに注目して下さい。


太陽では、西側(右側)の1032黒点群はほとんど分からなくなっています。
X線のデータには目立った変化はなく、フレア活動は静穏です。



SOHO EIT195による太陽コロナ。21日9時(世界時21日0時)。
(c) SOHO (ESA & NASA)


SOHOによる太陽可視光写真。1032黒点群だけが見えているようです。
(c) SOHO (ESA & NASA)


ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



シベリアで観測された3日間の磁場データ
右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) NICT
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC





この情報ページについて、コメント、要望などがありましたら、
篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。