宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (09:22)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
11/19 --- ---
11/18 --- ---
11/17 --- ---

黒点 11/18 (NOAA)
磁場 フレア
なし --- --- ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
09:17 355 +1.7
-2 h 338 -1.0
-4 h 296 -1.2
-6 h 278 +0.6
-8 h 282 +0.7
-10 h 286 +0.7
-12 h 294 -0.9

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
08:59 -12 6/ 6
-2 h -11 14/ 5
-4 h -10 13/ 2
-6 h -10 10/ 6
-8 h -10 4/ 3
-10 h -12 4/ 2
-12 h -13 6/ 4

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 2x10^0
11/19 0.5 1x10^1
11/18 0.5 1x10^1
11/17 0.6 1x10^1
11/16 0.6 1x10^1
11/15 0.7 9x10^0

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期 (NICT)
短期太陽風電子
太陽黒点 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
活動領域 (NASA)
EIT284 (SOHO)
EIT195 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2009/11/14 09:53 300km/秒付近の遅い太陽風が続いています。これから、コロナホールの影響がやってくるかもしれません。
2009/11/15 10:14 太陽風磁場が半日に渡って南向きになりました。小さな黒点が2カ所に発生しています。
2009/11/16 08:36 南向き磁場は更に半日ほど続き、オーロラもある程度活動的だった様です。昨日の黒点に1031群と番号がつきました。
2009/11/17 11:09 速度300km/秒の遅い太陽風になっています。磁気圏も静穏です。
2009/11/18 08:39 太陽に活動的な領域がいくつも見えています。太陽風は低速で、磁気圏はとても静かです。
最新のニュース

2009/11/19 09:22 更新
太陽に2つの黒点群が出現しました。フレア活動は特に起きていません。低速の太陽風が続いています。

担当 篠原

昨日注目していた、太陽の新しい活動領域に黒点が出現しました。
1033黒点群です。
また、もうひとつの、より広がった活動領域にも1032黒点群が出現しました。
SOHOの可視光写真では、左の1033群の方が黒点の数は多いようです。

一気に2つの黒点群が出現し、太陽面が少しにぎやかになっています。
ただ、X線のデータを見ると、あまり変化しておらず、
フレア活動としては静かな黒点群の様です。


太陽風は低速の穏やかな風が続いています。
速度は、300km/秒から、今朝になって350km/秒くらいに上がっています。
まだ、高速風の始まりという気配ではなく、
コロナホールの影響が来るのは、明日、明後日くらいになるでしょう。

磁気圏も概ね静穏です。
AE指数は、中央部に300nTの小さな変化がひとつ発生していますが、
(アラスカのライブカメラでは、きれいなオーロラが見えたのでしょうか)
その他の時間帯は全く変化がありません。

SOHO EIT195を見ると、コロナホールは順調に西半球の方へ回転しています。
今後、どのような太陽風がやって来るのか、
オーロラの活動と合わせて注目してください。



SOHO EIT195による太陽コロナ。19日9時(世界時19日0時)。
(c) SOHO (ESA & NASA)


SOHOによる太陽可視光写真。1032(右)、1033(左)と2つの黒点群が出現しています。
(c) SOHO (ESA & NASA)


GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



シベリアで観測された3日間の磁場データ
右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) NICT
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC





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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。