宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (08:36)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
11/16 --- ---
11/15 --- ---
11/14 --- ---

黒点 11/15 (NOAA)
磁場 フレア
なし --- --- ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
08:30 372 -0.7
-2 h 368 -0.8
-4 h 366 -0.3
-6 h 339 -1.2
-8 h 331 -2.9
-10 h 347 -4.2
-12 h 341 -1.4

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
07:59 -12 -6/ 5
-2 h -12 -5/ 3
-4 h -14 -9/ 4
-6 h -14 -8/ 20
-8 h -12 -15/ 16
-10 h -8 -4/ 10
-12 h -8 0/ 4

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 3x10^0
11/16 0.4 1x10^1
11/15 0.7 9x10^0
11/14 0.7 1x10^1
11/13 0.6 1x10^1
11/12 0.6 1x10^1

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期 (NICT)
短期太陽風電子
太陽黒点 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
活動領域 (NASA)
EIT284 (SOHO)
EIT195 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
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宇宙環境計測グループ
Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2009/11/11 09:05 太陽風は低速風になり、磁気圏もたいへん静かです。1030黒点群が見ています。
2009/11/12 09:13 太陽風は280km/秒へ速度が下がり、とても穏やかです。磁気圏も静かです。
2009/11/13 08:43 300km/秒を割るくらいの遅い太陽風が続いています。太陽は無黒点です。
2009/11/14 09:53 300km/秒付近の遅い太陽風が続いています。これから、コロナホールの影響がやってくるかもしれません。
2009/11/15 10:14 太陽風磁場が半日に渡って南向きになりました。小さな黒点が2カ所に発生しています。
最新のニュース

2009/11/16 08:36 更新
南向き磁場は更に半日ほど続き、オーロラもある程度活動的だった様です。昨日の黒点に1031群と番号がつきました。

担当 篠原

太陽風磁場の南寄りの傾向は、振幅は小さくなったりしたものの、
昨日のニュース以降も夜まで続き、
-5nTから-1nTくらいの間をゆっくりと変動していました。
速度は、360km/秒の低速状態が続いています。

この影響で、磁気圏のオーロラ活動もある程度活発な状態が続きました。
AE指数では、200〜300nTの小さな変化が記録されていますが、
色が深緑色となっていて、観測点の数がそろっていません。
本当はもう少し大きな変化だったのではないでしょうか。

シベリア磁場データでは、昨日よりも大きめの変動が記録されていますし、
沖縄の磁場データも、昨日より大きな変化をしています。

今日未明くらいに太陽風の様子が変化したようで、
磁場の南寄りの傾向は終わったようです。
この後は、磁気圏も静かになってしまうでしょう。


太陽では、昨日小さく見えていた黒点群の黒点が増えています。
NOAAの黒点番号も、1031群と付けられています。
一方、EIT195で東端に明るく見えていた活動領域には
白斑があるだけで、黒点はなかったようです。

GOESのX線データは、小さく変化しているだけで、
目立ったフレアの活動は見られません。
見えている小さな変動は、
東端の明るい領域ではなく、1031黒点群の変化なのかもしれません。



SOHO EIT195による太陽コロナ。16日7時半(世界時15日22時半)。
(c) SOHO (ESA & NASA)


SOHOによる太陽可視光写真。太陽の中心から北東(左上)寄りに1031黒点群が見えます。
(c) SOHO (ESA & NASA)


ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



シベリアで観測された3日間の磁場データ
右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) NICT



沖縄の磁場擾乱
下へ下がるほど、擾乱が発達している事を意味します。
(c) NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) NICT
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC





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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。